「行動と見識」KOUSHIのブログ

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世界のビールを楽しむ 華潤雪花

おはようございます。今日も世界のビールについてお伝えします。

 

続きまして、業界第三位の発表です。

 

業界三番手は、中国の「華潤雪花(China Resources Snow Breweries)」です。

 

正直、日本では馴染みが薄いです。日本で販売されているブランドは存在しないのではないでしょうか。中国のビールというと、後述する「青島ビール」の方が有名ですね。

業界シェアは6.5%となります。

 

言い忘れていましたが、このシェアは生産量が基準になっています。

売り上げランキングで考えると、華潤雪花は世界TOP10にも入りません。

中国ではビールの価格が安いのですが、人口が多いですから、結果的に生産量ではTOP3に食い込んできた格好です。

 

正直私はこの会社のビールを飲んだ記憶がありません。もしかしたら中国を旅したときに口にしていたか知れませんが。

 

アルコール度数が2.5%とかなり低い「雪花啤酒(Snow Beer)」が代表的なブランドのようです。飲んでいないので(飲んだかもしれませんが)、細かい説明は割愛させていただきます。

 

ちなみに、中国では同社を含めた大手4社が国内市場を寡占しています。

とはいえ、中国では、海外ブランドのビールも安く売られていますので、ビール好きの私にとってはありがたい国の一つです。

 

ここ数年中国を旅していないので、状況が変わっているかもしれません。また中国に行きたくなってきました。そしてSnow Beerを試さないといけません(笑)

 

この華潤雪花も、ビール業界の大再編に巻き込まれています。華潤雪花は、遼寧省の国有ビール工場が生産していた「雪花啤酒」のブランドが前身ですが、香港の華潤ビール(China Resources Beer)が1994年にSABミラー合弁会社化しました。

その後、SABミラーアンハイザー・ブッシュ・インベブに買収される際に、華潤雪花を手放した格好です。

 

その後、先述した業界2位のハイネケンが2018年に華潤雪花と資本提携しているようです。中国のビール市場は競争が激しくなっています。カールスバーグアンハイザー・ブッシュ・インベブといった世界のビール大手や、中国のローカル大手に対抗するために、ハイネケンも負けられないのでしょうね。あるいは、華潤雪花がハイネケンというブランドを手に入れ、アンハイザー・ブッシュ・インベブに中国市場で対抗するため、との見方もあります。この資本提携が、華潤雪花とハイネケンのどちらにメリットをもたらすのかが注目されます。