「行動と見識」KOUSHIのブログ

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世界のビールを楽しむ 燕京ビール

さて、今日は業界8位のビールメーカーを紹介します。

7位を飛ばしているのは、それが日本のメーカーであるからでして、後ほど、改めてご紹介させていただきます。

 

業界八番手は、「燕京ビール」です。

 

またまた、中国のビールメーカーの登場です。

以前中国のビール市場は大手4社が寡占しているとお話ししましたが、そのうちの3社が、中国の企業である、華潤雪花(華潤ビール)、青島ビール、そして、燕京ビールです。これら3社が世界のビール生産シェアトップ10に入っています。

ちなみに、大手4社の残りの1社は、以前ご紹介した世界のビール業界1位のアンハイザー・ブッシュ・インベブです。このランキングからも中国市場の大きさがうかがえますね。

 

またもや、本題から逸れてしまうますが、中国のビール市場について再度触れずにはおれません。

 

以前の記事で、アンハイザー・ブッシュ・インベブSABミラーを買収する際に、ミラーが長年提携していた華潤ビールとの関係を手放したことをお話ししました。

これは、アンハイザー・ブッシュ・インベブSABミラーを買収する際に、独占禁止法に触れることを恐れたことによります。本当は華潤ビールとの関係は維持したかったのですが、SABミラーの買収を優先するために、泣く泣く手放した、という経緯なのです。

その後、ハイネケンが華潤ビールと資本提携したこともお伝えしましね。ハイネケンは、この大買収劇の間隙をうまく突いたと言えるでしょう。オランダの企業はしたたかですね。ハイネケンは中国市場で「ハイネケン」を高級ブランドとして拡大していくことを目論んでいるようです。

 

ちなみに、以前の記事で、アサヒビールがかつてのSABミラーのブランドを有していることをお伝えしました。これも、アンハイザー・ブッシュ・インベブがSAMミラー買収の際に、独占禁止法抵触を恐れて、それらのブランドをアサヒビールに売却した結果です。

 

アンハイザー・ブッシュ・インベブSABミラーの買収を成功させたものの、多くの貴重な関係やブランドを手放すという代償を支払ってしまったのです。

 

明日に続けます。