ハノイでのハプニング ご家族との距離を縮めてくれた嬉しい体験
こんばんは!
今晩も私のブログにお越しいただきありがとうございます。
昨日はベトナム フエでのホテルにまつわるトラブルについてお伝えしました。
このトラブルから私は心温まる体験を得ることができました。
日常の生活で何か問題が起こっても、不安にとらわれるのではなく、むしろそれを歓迎したいものです。
旅ではその訓練をすることができます。これが旅の醍醐味の一つだと思うのです。
今日はもう一つのホテルトラブルについてお話していきますね。
ハノイでの体験です。
今度は、ホテルが私の予約を認識していないという状態でした。
なぜ、このような状況になったのか分かりません。
Booking.comの落ち度なのか、ホテル側がとぼけているのか、宿のご主人は「No booking」を繰り返しながら首を傾げるばかりです。
満室ではなかったこともあり、当初の予定とは別クラスの部屋を提案されました。
別クラスとはいえ、そんなに変わらないレベルです。
もともと格安のホテルなので、どれも似たり寄ったりという感じでした(笑)。
おそらく10代半ばであろう、ご主人のお嬢さんと思われる女の子の笑顔に負けて、その部屋を受け入れました。
健気な感じの彼女は「この部屋でいいよね、いいでしょう」といったようなことを私に笑顔で何度も訴えかけてきたのです。
フエのホテルもそうでしたが、ベトナムでは、お子さんが働き者で、親孝行であるという印象を受けました。
荷物を置いて買い物に出かけようとした私は、通路に面する窓が開いていることに気づきました。
用心のためにこれを閉めようしてても閉まらない。
建付けが悪く、しっかりはまらないのが原因のようです。
私はご主人に助けを求めるべく、受付へと向かいました。
この宿も、受付場所が家族の食卓になっており、家族みんなで晩ご飯を食べているところでした(笑)。
団らんをさえぎることに少しの躊躇を感じながらも、私はご家族に問題を説明します。
お母さんが立ち上がり二人で私への部屋に向かいます。お嬢さんも後をついてきます。
「窓枠が壊れてしまうのでは」との勢いで、お母さんとお嬢さんの二人がかりで窓枠をはめ込んでくれました。
ベトナムの女性の力強さを感じたひと時でした(笑)。
この件があったからかどうかは分かりませんが、その後の滞在において、私が受付を通り過ぎるたびに、彼女たちは何かと私に話しかけてくれました。
何か家族の一員になったような気がしたのです(だいぶ大袈裟ですが…)。
チェックアウトは早朝であったにもかかわらず、ご家族みんなで見送りをしていいただきました。
「家族っていいな~」と思わされた体験でした。
翌年ハノイを再び訪れた私は、迷わずこの宿を選んだのは言うまでもありません。