鍵山秀三郎さんとリンカーンとの共通点とは
こんばんは。
今晩もこのブログにお越しいただきありがとうございます。
複写ハガキに関する文章の中で、鍵山さんの人間らしさが表れている、私の好きな一節があります。
「なかには、騙された腹いせに我慢できない恨みつらみをハガキにしたためたこともある」
「しかし、そういうハガキを投函したことはない。書いただけで、いまでも手元に置いてある」
私は「鍵山さんのような人でもこのような感情を持つんだ」と少し驚きました。
言い方は悪いかもしれませんがが、少しホッとした、安心したのです。
考えてみればわかることですが(いや、考えなくても分かりますが…)、人間はだれもがこのような感情を持ちます。
その感情に対していかに対処するかが、その人間の価値を決めるのです。
人間らしい鍵山さんと、感情の対処を自分のものにされている鍵山さん。
この両面を感じる一節が、私の心に響いたのです。
鍵山さんの「出さなかった怒りの手紙」をエピソードを読んだときに、他の偉人の逸話を思い出しました。
デール・カーネギーの『人を動かす』に書かれている偉人の行動です。
Dale Carnegieの『How to Win Friends and Influence People』は大ベストセラーですので、あなたも読んだことがあるかもしれませんね。
私はこの洋書を何度も繰り返し読むだけでは飽き足らず、CDを買って数え切れないほど繰り返し聞きました。
まだ読んだことがなければ、洋書を手に取ることをお勧めします。英語の学習にもなり、一石二鳥です。
同じくベストセラーである『道は開ける』もお勧めです。私は『How to Stop Worrying and Start Living』も繰り返し読みました。
この二冊は必読の書ですよ。
話が逸れてしまいました。
『人を動かす』の中で、デール・カーネギーはアメリカのリンカーン大統領の逸話を紹介しています。
南北戦争のさなか、リンカーン率いる北軍が何軍を下す絶好のチャンスが訪れた。今攻めれば、戦争に終止符を打てる、またとない機会。
しかし、前線で戦争を指揮する将軍は攻めることなく、その絶好機を逃してしまったのです。
このことを知ったリンカーンは、その将軍あてに手紙を書きます。彼に対する批判、非難、反対、否定を書き連ねたのです。
その将軍はどう反応したでしょうか?
リンカーンはその手紙を送らなかったのです。その手紙は、後にリンカーンの机の中から見つかったのでした。
『How to Win Friends and Influence People』で読んだ逸話の中のリンカーンのアクション。
鍵山秀三郎さんが同じ行動をとっていたことに感銘を受けたのです。
リンカーンと鍵山秀三郎という二人の偉人からの学びを自身の人生に活かしたくなりませんか?