SNSの最大の弊害は「他人との比較」の容易化ではないか
こんばんは。
本日もこのブログにお越しいただきありがとうございます。
昨日の記事では、「スマホやネットの遮断」に関連して、「小さなこと」と「大きなこと」の取り組み方についてお話しました。
強制力を利用する例で、もう一つ思い出しました。
私は両親の家をたまに訪れることがあるのですが、彼らの家にはネット環境がありません。これはネット遮断にはよい環境ですよね(笑)。
こう考えてみると、強制力を利用できる環境は、身近なところに見出せると思いませんか?
どこかにあるはずです。考えを巡らせてみましょう。
これまでお伝えしてきたように、スマホやSNSとうまく付き合うことで、意志力の消耗を防ぐことができます。
これらの記事を書いている中で、それらの弊害、特にSNSのデメリットについて改めて考えるに至りました。
意志力にマイナスの影響を与えるだけでなく、健康や精神面にネガティブな作用を及ぼすことが明らかになっているからです。
特にメンタル面の影響について知識を有していたほうがいいと思います。それによって、付き合い方を変えることを容易にしてくれると思うのです。
SNSがメンタルヘルスに及ぼす影響については多くの調査や研究が行われています。
SNSの利用頻度が高いほど、うつ病になりやすいという調査結果が多いのです。
その原因としては、SNS上で見る友人らの投稿を見て「周りが自分より幸せな人生を送っているという認識をもってしまう」ことが指摘されています。
以前「他人との比較が不幸をつくる」という話をしましたね。
『「人と比較して勝手に悩んでいる」ことは本当にバカバカしい。』
という文章でこの日のブログを結んでいます。
本当にその通りなのですが、「人と比較しない」というのは本当に難しく、なかなかできるものではないのです。常に気を付けていないと、いつの間にか比較してしまう。
SNSのおかげで、以前の時代に比べて周囲の人とのかかわりを深めやすくなった半面、彼らの生活をより観察できるようにもなりました。
自分と同レベルと思っていた友人や知人が、自分より充実した日々を送っている、金銭的に恵まれている、といった状況を知ると、妬みやひがみという感情が生まれます。
自分の心が弱い時にこれらの感情が積み重なっていくと、メンタルに不調をきたす可能性が高くなるのです。
人は自分と明らかにレベルが違う高位の対象には妬みやひがみは感じません。
自分と同等以下の人と比較して、自分が恵まれてない、劣っていると感じたときに、このような感情を抱くのです。
SNSという便利なサービスが登場することで、他人と比較する機会が増大し、マイナス感情をいだく状況が増えているのですね。
明日に続けます。