「蛇の道は蛇」
こんばんは。今日もこのブログにお立ち寄りいただきありがとうございます。
今日も楠木建さんの書籍
『好きなようにしてください たった一つの「仕事」の原則』(ダイヤモンド社 2016年)
から私がとっていたメモについてお話します。
長きにわたりお伝えしてきましたが、残すところ3つのメモのみとなりました。それらは連続して最後に取ったメモ。楠木建さんの「仕事」についてのまとめともいうべき内容になっています。
最終章に私がとった最初のメモの表題は
「仕事は『コロシ』」
それに続くメモは次のようになっていました。
「『蛇の道は蛇』の正体は、結局のところ『そのことを長く続けてやっている』。これに尽きる。」
「長く続けることの意味合いの最大のものは、フィードバックを受ける回数や量が多いということ。仕事である以上、必ず受け手があなたの仕事に対して、必ず何らかの評価をする。受け手とのコール・アンド・レスポンスを繰り返して自分なりに芸を磨いていく。」
この書籍の最終章は、「楠木建さんはどうやって文章がうまくなったのですか?」といった質問に対しての論を展開されていたと記憶しています。
「文章」は仕事においても大切ですし、ブログのような自己発信においても重要です。
この書籍を読んだ当時はまだブログを始めていませんでしたが、「文章能力向上」を常に意識していた私は、この章を何度も読み返したのを覚えています。
楠木建さんは「文章は人の好みによるので、必ずしも自分の文章が優れているわけではない。ただ、あなたの好みに合っているだけ」と謙遜してお話を始めます。
そして、「自分の文章が『心地よい』としたら、それは『蛇の道は蛇』だと思う」と結論づけていました。
ここから『蛇の道は蛇』についてのお考えが示されていきます。そして、そのお話がまたまた面白い。
大学教授を軸として、自分の考えを人に伝える。これをものすごくふわふわたとした仕事とおっしゃいます。
その後、
「周囲からみると大学教授はすごくラクだと思われている」
と述べる。その反論が続くと思いきや
「実際にどうかというと、本当にラクなんです」
と、まさかの告白(?)が続くのです。この話の進め方は面白いと感じました。さすが楠木建さん、と思いましたね。
続いて
「大学教授を選んだのも、このラクさに最大の理由がある」
とのお言葉。キャリア構築に筋が通っているな、と感心すると同時に、その理由を知りたくなりました。
明日に続けます。