ついに最後のメモ 「何よりも一番大切なこと」
こんばんは。
今日お伝えするメモが、私が『好きなようにしてください たった一つの「仕事」の原則』の最終章からとった最後のメモになります。
その表題は
「何よりも一番大切なこと」
それに続くメモは
「経験の積み重ねが大切」
「文章がうまくなるために、今すぐ実行可能で何よりも大切なことは、自分が面白くて重要でどうしても人に伝えたい、わかってもらいたいということを書く(話す)こと。」
「もっと言うと、自分でそう思えることしか書かない。どう書くかより、なんで書くのかのほうが重要。」
「『どうしてもわかってもらいたいことをつくりだす力』、これが世に言う『文章力』の正体。」
「自分の中にどうしても伝えたいことがなければ『黙っている』。『何をどのように書くか、話すか』よりも『何を書かないか、話さないか』。ここに集中すれば、仕事の質は格段に向上する。」
これも書籍の最終章からとったメモで、これまでお伝えしてきた最終章メモに続く文脈からのものです。
「楠木建さんはどうやって文章がうまくなったのですか?」といった質問に対して、「仕事は『コロシ』」「蛇の道は蛇」「フォーム」といったマイメモをもとに、楠木建さんのお考えを振り返ってみました。
そのまとめとして、氏がおっしゃったのが次のお言葉。
「経験の積み重ねが大切、以上!」
これはまさに楠木建さんが最終章で何度も繰り返し述べていたことの総括です。
ありふれた言葉でありながら、具体と抽象を絡めてご説明いただいた文脈から、この言葉には全面的に納得しました。
とはいえ「もう少し実際にやるべきことが分かればよいのに」という思いを抱いたのは事実。
安易な「方法」を求めてしまうのですね…。これだけ本章を何度も読み返したのにもかかわらず。
これに答えるように、楠木建さんが述べてくれたのが続くメモでした。
そのメモの1つ目をもう1度見ていきます。
「文章がうまくなるために、今すぐ実行可能で何よりも大切なことは、自分が面白くて重要でどうしても人に伝えたい、わかってもらいたいということを書く(話す)こと。」
「書きたいものを書く」というのはよく言われることで、その通りだと思います。とはいえ、ありきたりなアドバイスのように感じたことも否めません。
そして次のメモ
「もっと言うと、自分でそう思えることしか書かない。どう書くかより、なんで書くのかのほうが重要。」
この文章のほうが深く入り込んでいますね。この後に、楠木建さんのお考えが示されると期待感が募ったのを覚えています。
明日に続けます。