「行動と見識」KOUSHIのブログ

行動と見識で人生を豊かにする

物質的報酬も欲しい人へ それを叶えるのが「タスクを好きな対象と紐づける」

こんばんは。

アンダーマイニング効果、エンハンシング効果について説明してきました。

この効果、現象を知っていると知らないとでは、他者とのコミュニケーションの仕方が違ってきます。

 

「報酬、ご褒美がモチベーションアップに有効」と考えて、お金といった物理的な報酬を与える。これが長期的にはやる気を低下させてしまうことに気づかぬまま。

「相手を褒めることが大切」ということは多くの人が知っているでしょう。ただ効果的な褒め方については無頓着な人が多い。

 

相手のモチベーションを上げようと思って褒めたつもりが、逆にやる気を削ぐ結果になってしまう、ということが起こりうるのですね。

 

また、適切な「言語的報酬」を与えたとしても、それが効果を発揮するかどうかは、あなたと相手との人間関係、信頼関係の良好さにかかっている。この点も見逃してはいけません。

何ごとも人間関係に行き着くとも言えます。

「他者の自己重要感をあげる」ことが人間関係の要諦。ここを押さえると人生が良化していきます。「自己重要感」は本当に大切なことですので、改めて書きたいと思います。

 

報酬の罠とその効果的な使い方について、他者との関係に重きを置いてお話ししてきました。

では、自分自身のモチベーションを上げるためにはどうすればよいのか? 他者との関係も重要ですが、自分自身との関係は蔑ろにできません。むしろ自分との関係を優先した方が良いかもしれません。

 

対自分においても考え方は同じです。物質的な報酬に頼るのは避けた方がよい。

 

「このタスクをクリアしたケーキを買って食べてよい」

「このタスクを一週間継続出来たら週末に高級レストランで食事をする」

 

物質的報酬をぶら下げるのは、一回限りであれば効果的かもしれません。ですが、これを常態化してしまうと効果が望めなくなってくる。というよりも悪影響のほうが大きい。

「ある対象を頑張る」という本来の目的が、いつのまにかご褒美を得るための手段に変わってしまう。そして、ご褒美という目的がないと行動を起こすモチベーションが起きなくなる、という悪循環に陥ってしまう。

 

そもそも、物質的な報酬に頼ってばかりいては、お金がいくらあっても足りません(笑)。懐にも良くないですよね。

 

それよりも、努力している自分を褒める、労わってあげるのが大切。自分の自己重要感をあげるのです。

 

とはいっても、自分に厳しい人は、自分のことを褒めることができないかもしれません。

また、「ささやかでもいいから物質的報酬も欲しい」という声も聞こえてきます。私もその一員ですが…。

 

それを叶えるのが「タスクを好きな対象と紐づける」という方法なのです。1週間前の記事の内容にようやく戻ってきました(笑)。

ポイントは、新たに物質的な報酬を設けるのではなく、すでにある「好きなこと」を報酬としてしまうこと。

私の例で言えば、それは「ビール」でした。ビール好きな私は晩酌を欠かしません(威張って言うことではありませんが…。

その好きなことを楽しむ前に「英文日記を短時間で終わらせる」というタスクを入れ込んだのです。日常のビールを報酬に変えたのですね。

 

自分の「好きなこと」を活用する。この視点は重要ですよ。

 

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