「大負けしない」「退場しない」ことに徹する
こんばんは。
地方競馬に精通した先輩から学んだこと。それは端的にいうと「大負けしない」「退場しない」に徹するということ。
彼が自身に課していたルールは下記の5項目。といっても具体的に教えてもらったわけではなく、私なりの観察から推察したルールです。
1.一日の予算を決めておくこと
2.馬券は百円単位で投票すること
3.競馬新聞を購入し全てのレースを予想すること
4.客観的に比較すること
5.賭けるレース、捨てるレースを決めること、お目当てのレース以外には大金を賭けないこと
彼がこの方法を編み出したのは「競馬の予想を楽しみ」ながら「限られたお小遣いを少しでも増やす」という考えがあったから。
「必要は発明の母」という言葉はここにも当てはまりますw
私は彼が大負けした日を見たことはありません。小さく負けるか、小さく勝つか。たまに大きく勝つことがある、といった感じでした。「トータルの収支ではプラス」と言っていましたが、それに偽りはないと思っています。
具体的に説明していきましょう。
1.一日の予算を決めておくこと
彼から具体的な金額を聞いたことはありませんが、おそらく5000円程度を一日の予算としていたと思われます。
その予算を超えないようにゲームを組み立てていく。もしこの金額に達した場合にはまだレースが残っていても投票しないというルールでした。(実際には途中でお金が底をつくという状況になったのは見たことがありませんが)
負けが込んでくると一か八かの勝負に掛けたくなる、というのが人間の心理。そういう時は決まって勝てないのがギャンブルというもの。
彼もそのことは経験から分かっていたのでしょう。そこで彼が使っていたのが「その金額しか持ってこない」という強制力。賭けようと思っても賭けられない環境を作っておくのです。
制限を設ける・強制力を働かせる・利用する。これは競馬に限らず日々の生活にも応用できる仕組みですね。
人はどうしても感情に流されてしまいます。そして易きに流されてしまいます。自分を律することができない。哀しいかな、こういう面も私たちは持っている。
「それ以上悪い方向にいけない」という柵を設けておくことがいかに大切で効果的か。
私はこのことを彼から改めて学んだのです(大袈裟かもしれません…)。
実際にこれが大負けしないために最も重要なポイント。株式投資でいうと「損切り」と同じかもしれません。
「大井にこれからも来たいから、大金はかけられないよね~」と彼は言っていました。競馬場というマーケットに長く居続けるための教えです。
明日に続けます。