「行動と見識」KOUSHIのブログ

行動と見識で人生を豊かにする

言葉を変えれば心が変わる

 

こんばんは。

田坂広志さんの『人生で起こること すべて良きこと』からの学びを自分の人生に活かす試み。

今日も続けます。

次も「心」と「言葉」との関係についての文章です。

 

「心」が「言葉」を発するのではない。発した「言葉」が「心」を変える。

我々の心の中の「エゴ」は「感謝」を知らない。

 

心身一如の理と同じく、「言葉」と「心」は一体である。心が主で言葉が従ではない。このことを田坂広志さんは私に気付かせてくれました。

そして、言葉を変えれば心が変わることをこの文章で明言してくださったのです。

 

これは感情と行動の関係とも通ずるとは感じませんでしたか?

「悲しいから泣くのではない、泣くから悲しくなるのだ」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。感情が行動を引き起こすのではなく、行動が感情を生み出すのだ、ということですね。

これは心と言葉の関係にも当てはまる。心が言葉を発するのではなく、言葉が心の状態を作り出すということです。

心というものを直接コントロールするのは難しい。でも、言葉を変えることによって心を変えることができる。希望を感じる理ですね。

 

この文章のもう一つのポイントが、心の中の「エゴ」は「感謝」を知らない、という部分。これは見逃せません。

恥ずかしながら、そもそもエゴと感謝の関係など考えたこともなかったのが実際のところ。でも、この書籍を読み進めてくるなかで、この文章はすんなりと心に入ってきた。「小さなエゴ」は自分の未熟さや欠点を擁護しようと必死になっている。常に自分の存在が脅かされることの恐怖や不安を抱えているエゴは、自分を守ることに精いっぱいで「感謝」を考える余裕もない。というよりも、感謝という概念すら存在しない、知らないのですね。

 

そんなエゴの叫びに耳を貸すのではなく、ただ心の中で「有り難うございます」と唱える。この「感謝の技法」が小さなエゴに捉われることなく、自分自身に強い力を生み出してくれる。

小さなエゴは感謝を知らないのだから、自然と感謝が湧き出てくることはない。自ら働きかけることが必要。それを可能にするのが言葉を使って心の中に感謝を生み出す技法。ただ心の中で「有り難うございます」と唱える「感謝の技法」。この技法が心の中に強い生命力をもたらし、それが目の前の問題や逆境を乗り越える力となる。

 

ありがたいのは、この「感謝の技法」は誰にでもできるということ。難しいスキルや能力といった条件はありません。ただ心の中で「有り難うございます」と唱えるだけ。

「感謝の行」を日常の習慣とする。試さない手はありませんね。

 

 

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