「行動と見識」KOUSHIのブログ

行動と見識で人生を豊かにする

自分にとって有益なストーリーを作る

 

こんばんは。

 

自分の生き方の一つの拠り所になった「どんなことがあっても腕立て伏せを毎日欠かさなかった」という文章。

これが書かれていた一節に再会するために、落合信彦氏の書籍を再読するも、その書籍と思っていた『アメリカよ! あめりかよ!』には書かれていなかった、という衝撃の事実w

その後に読み進めた『狼たちへの伝言』シリーズの3作目で、ようやくその一節に再会したのです。

 

改めて下記に抜粋します。

 

「・・・・ アメリカに渡ってからは、大学の寮で腕立て伏せを150回、腹筋を80回、毎日続けた。」

「1日も休まなかったのは、よきルームメイトがいたからだ。後に米空母「コーラル・シー」の館長になった彼は、粉塵に不可欠なものは強い肉体と強い意志であると信じ、たとえグデングデンに酔っぱらってもトレーニングをさぼらなかった。オレのほうがヘロヘロになっているときには、「ノビー、お前には意志がないのか」と叱咤する。」

「酔いと過激なトレーニングに、ノドから心臓が飛び出しそうになったものだ。」

 

 

「あったぞ!」という嬉しさを感じると同時に「こんな内容だったっけ」という、何か拍子抜けのような感覚を覚えてしまったのです。正直なところ。

 

まず、たったこれだけのボリュームしか書かれていないこと。そして、前後の文脈は全く腕立て伏せと関係のない記載になっていること。

「こんなにあっさりとした内容だったけ」と感じてしまったのです…。

 

さらには「どんなことがあっても毎日腕立て伏せをする」という志は、落合信彦氏自身ではなく、氏のルームメイトのものであったということ。まあ、氏もその志を共有しているのは確かなのですが、もともとは氏ご自身のものではなかったのを少し残念に感じたのです。

 

まあ、これは私が何度も頭の中で心の中で反芻する間に、勝手にストーリーに手を加え、自分の好きなように話を作り上げていったからに他なりませんが。

過去が美化されるというのはよくありますからね。記憶とはそういうものです。実際の事象に自分の考えが反映されたものが記憶というもの。これはどう解釈するかで、過去の記憶はどうにでもなる、ということでもあります。自分にとってポジティブに捉えるか、その逆か。それによって、自分の感情は異なる。気をつけないといけない点ではありますが、勇気づけられる要素もある。

 

私は過去の記憶をポジティブに捉えていました。実際の文章と私が抱き続けてきたエピソードは異なっていましたが、そのことが、このエピソードを毀損することはありません。むしろ、この文章に出会ったことで、自分にとって有益なストーリーを作ることができた。このことに感謝でいっぱいです。

 

いい文章との出会い。

これは人生を変える力を持つ。改めてこのことを感じました。

 

 

にほんブログ村 哲学・思想ブログへ
にほんブログ村

 

にほんブログ村 ライフスタイルブログへ
にほんブログ村

 

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 暮らしを楽しむへ
にほんブログ村

 

ブログランキング・にほんブログ村へ