なぜ「戦略的朝寝坊」は良いのか?
こんばんは。
私が推奨する「戦略的朝寝坊」。
これを取り入れたことが「早起き習慣」の継続に大きく寄与しています。
「戦略的朝寝坊」がなぜ好ましいのか?
「朝寝坊をしてしまった!」と「意図的に朝寝坊をする」。
両者では疲れの残り具合が異なるということが、まず挙げられます。
朝寝坊をしでかしてしまった場合には、いつもの時間にアラームや目覚まし時計に一度起こされている。それに気づかないほど爆睡していることもあるかもしれませんが、だいたいは一度目が覚めてアラームを止めてまた寝るという行為をしている。つまり眠りが中断されているわけですね。睡眠の中断は、「疲れをとる」という効果にマイナスに働きます、身体だけでなく脳にも。朝寝坊をしてしまった朝は、頭がボーッとしていることが多くないですか? これは眠りの中断が引き起こしていると考えられます。睡眠のリズムを崩してしまうと、余分に寝てもその効果を全て享受できなくなってしまいます。
一方で、意図的に起床時間を遅くした場合。アラームに眠りを妨害されることはなく、継続して睡眠の状態を維持することができます。これが「疲れをとる」ことをより効果的にしてくれるのです。まあ、早起きが完全に定着していると定時に目が覚めてしまうことが多いのですが、それでも、負荷なく眠りに戻ることができます。定時に目覚めずに、決めた起床時間まで熟睡できればもっと効果的ですね。
より強調したいのが、精神的な側面。
朝寝坊をしでかしてしまうと「罪悪感」に苛まれます。少し大げさかもしれませんが「やってしまった!」という小さな後悔を抱くことになるのです。この小さな「失敗」も自尊心に影響を与えます。「自分はダメな奴」という思いが心に蓄積されてしまいます。
ネガティブな感情とともに一日を始める。これは精神衛生上よくありませんよね。下手をすると、その感情を引きずって一日を過ごすことになってしまいます。
一方で、意図的に起床時間を遅くした場合。自分が決めた判断に従ったのですから、そこに後悔はありません。「疲れをとる」という目的を果たすことができたならば、爽快感や達成感を抱くこともあるでしょう。朝からポジティブな感情に包まれる。この気持ちで一日を始めることで、その後の行動にも弾みがつく。好循環が生じやすいのです。
肉体的にも精神的にも良好な結果をもたらす「戦略的朝寝坊」。しでかしてしまった朝寝坊との違いをお分かりいただけましたでしょうか。
明日に続けます。