リズムがうまれる 心が楽になる
こんばんは。本日もお越しいただきありがとうございます。
精神的に追い詰められていて、何も手につかないほど心が落ち着かない。気持ちが沈んで動き出せない。
そんな時に実践したいのが「その日にやることを細かくリストアップする」こと。
その3つの理由についてお伝えしました。
①書くことで精神的に落ち着くことができる
②自分がすべきことが分かる
③自分にできることがあることを認識できる
すべてリストアップできたと感じたら、それを行う順番に並び替えます。
これを前の晩に、もしくは毎朝目覚めたらすぐに実践する。その日一日を生き抜くための最初の一歩を踏み出すために。
次に、このリストを眺めてできるものから実践していきます。
上から順番通りにできなくても構いません。精神状態が不安定な時は、順番をつけることすら簡単ではないこともある。
これならできそう、と感じるものから取り組んでいきます。
そして、そのタスクを終了したら取り消し線を引く。再びリストを手に取り、次にできそうなタスクを見つけて実践する。完了したら取り消し線を引く。これを繰り返していきます。
この流れの中で、見逃してはいけないポイントが2つあります。
まず、リズムが生まれるという作用。
小さなことでも「完了」する。「完了」を繰り返し続けることで、次のタスクを行うことへの心理的ハードルが低くなる。どんどんタスクをこなしていくという好循環が生まれてくる。
次に、「消す」という作業がもたらす心理的効果。
一つ消す度に心が楽になる。これを繰り返すことで、わずかではあっても心に余裕がうまれてくる。消す度に心の中の余裕が増えていく。
「事細かにリストアップする」ことを強調したのは、この「消す」作業を可能な限り数多く行うため。心の余裕度をできる限り広げるためです。
精神的にまいっている時には、できることを「完了」して「消す」という、この小さな行いが効いてきます。
そして、数多くのタスクが消された紙を見ると、自分がこれだけのタスクをこなした、という結果が一目瞭然。これが、自分に自信を取り戻すことにつながるのです。
大きな自信ではないかもしれません。でも「こんな精神状態でもこんなに数多くのことをやることができた」という小さな自信が大切なのです。たとえ小さい達成感だとしても、それが積み重なると、心にゆとりが生まれてきます。そして心が穏やかになっていく。
順調なときには、歯を磨く、シャワーを浴びるといった日常の行いまで事細かくリストアップする必要はないでしょう。習慣になっているものは、書き出さなくてもふつうに実践できますからね。
でも、そうでない時、かなりまいっている時には、小さなことこそ大切にすべき。この視点をないがしろにしてはいけない。そう思います。
明日に続けます。