根拠のある自信はより強力
こんばんは。
岡田斗司夫さんの名著『いつまでもデブと思うなよ』 からの学び。
この作品が好きなのは、ダイエットだけに止まらない考え方が示されていること。人生、生き方のあらゆる側面に役立てることができる。そう感じるからです。
次に、自分に自信がつく。ダイエットは、目に見える形で、はっきりとした成果があらわれる。体重も、サイズも、ゆるぎない数字となって成功を表わしてくれる。鏡で体形を見ただけで、明らかな変化が自分にもわかる。他人にもわかる。「自分のやり方が正しい」「努力がむだになっていない」と自信がわいてくる。こんなにはっきりと成果がわかることは少ない。
目に見える形で成果が表れる。
この文章を読んで真っ先に頭に浮かんだのが「筋トレ」です。
筋トレはやったらやった分だけ効果があらわれる。効果があらわれると自信につながる。だからこそ、自ら筋トレに取り組んでいますし、周囲の人にも筋トレを勧めています。筋トレは最強の生活習慣だと思っています、こういう利点がある点で。
まさか、ダイエットにも同じ側面があるとは考えていませんでした。見過ごしていました。しかも、「数字」というゆるぎないデータに裏付けられている。この意味では、筋トレよりもダイエットのほうが勝っているといえなくもない。
ダイエットは最強かもしれない。そう思わされました。
他のどんなことでも、客観的な評価というのはなかなか得られない。自分にとって「これは長所だ」と思っている部分でも、どれくらい優れているのか、どんな能力があるのか、はっきりしない。褒めてくれる人もいるが、全然、評価してくれない人もいる。ほめてくれてもおせじかもしれないし、評価してくれないのは、私が嫌いなだけかもしれない。それに比べて、ダイエットのなんと明快なことか。すべて数字で表せるので、自分の自信にちゃんとした根拠があるのがわかる。
この文章も興味深い。
客観的な評価というのはなかなか得られない。その通りですよね。評価してくれても、それが本心かどうかは分かりません。
それよりも、評価してくれないことのほうが多い。自分がどんなことに、どれだけ優れているのか。逆に、どんなことにどれだけ劣っているのか。それらを知ることが無い。それが実態。私たちの生きる世界は。
となると、できるのは自己評価のみ。それが他人にどう映っているかは分からない。私たち人間にとって、他人との関係性がもっとも重要だと考えると、これは危険でもある。自己評価というのはどうしても自分勝手になりますから。その自己認識が良い方向に働くこともあるでしょう。根拠の無い自信が効く場面もある。でも、他人とのすれ違いや軋轢を生み出す原因になることを軽くとらえてはいけないですよね。
この点、ダイエットは明快です。すべて数字という間違いようのないデータで表されるのですから。それが根拠のある自信につながる。根拠の無い自信にも価値があるのですが、根拠のある自信はより強力です。ゆるぎないのですから。
ダイエットは最強だ。
少し言い過ぎですかねw