「縁がどう転ぶか分からない」からこそ
こんばんは。
綾小路きみまろさんの『しょせん人生なんて自己申告』。
「再会について」の章から心に響く言葉の数々をお伝えしています。
本日お伝えするのはこちらの文章です。
・人の縁の強さとは、会った回数や時間ではありません。たった一度の出会いが、その人の、そして自分の人生を、根底からひっくり返してしまうことがある。
この文章を読んで、あなたはどう感じましたか?
「縁」とは奥深いもの。自分で操れるものではない。そういう意味合いを私は感じました、この文章から。
日々接する人との「縁」を築き上げて、育てていったとしても、その人があなたの人生に好影響を与えるかどうかは分かりません。
何度も会って、多くの時間を一緒に過ごしたとしても、あなたとその人との縁がお互いの人生を好転させるとは限らない。それが実際のところ。
結局のところ、どの「縁」が自分にとって、そして、相手にとって、ありがたいものであるかは分からない。
でも、このことが「縁」を疎かに考えていいということではありません。操ることができない「縁」といった概念は無視して生きていこう、ということではありません。
「縁」を大切にすることは大切。このことを否定できない。日々の縁を大切にする。毎日、毎瞬の出会いを大切にする。出会った人に何かを与える姿勢を絶やさない。
「縁がどう転ぶか分からない」からこそ、「縁」を疎かにしない姿勢が必要になってくる。そう思います。
「縁」が「縁」を呼ぶ。あなたが大切に育ててきた「縁」が、別の「縁」、思いがけない「縁」を運んでくる。
・たった一度の出会いが、その人の、そして自分の人生を、根底からひっくり返してしまうことがある。
あなたの人生を根底からひっくり返してしまうような「出会い」。その人との「縁」は、あなたがそれまでに育んできた別の「縁」からもたらされた。
こう考えると、どんな縁も疎かにすることはできません。
目先の損得で、縁を選り好みしていては、あなたの人生を大きく好転させる「出会い」はもたらされないかもしれません。
たった一度の、僅か短時間の「縁」をそのままにしておくのではなく、定期的に連絡を取ってみる。一度もらった「縁」を絶やさない。そうることで、その「縁」が新たな展開を生み出したり、別の「縁」を運んでくる。
「縁」を味方につけるためにできることはたくさんありますね。
さあ、あなたは何をしますか?