人生をかけるような意気込みが却って…
こんばんは。
2022年も残り4日ほどになりましたね。
2023年の目標はもう設定されたでしょうか?
まだであれば、ぜひとも今年中に時間を確保して考えていただきたいと思います。残りわずかの時間しか残されていませんが、なんとか時間を捻出していただきたいと思います。
でも「新年の誓い」には多くの人が挫折する。
昨日はその現実についてお話しました。大多数の人が挫折してしまう原因はいくつかあります。
ひとつは、意志に頼ってしまうこと。
自分の意志の力を過信してはいけません。毎日エネルギーに満ちあふれて、心身ともに絶好調!というわけにはいきませんからね。どうしても不調になることはある。そんなときに意志の力で課題に立ち向かえるかというと、負けてしまうことが多いのです、私たちは。
もう一つは、一度に多くの行動目標を実践しようとすること。
「新年」というのは区切りがいいですから、目標設定時にはヤル気に満ちあふれています。「あれもやりたい」「これもやりたい」といろいろと思い付く。「今年はできなかったから、来年は必ず実現するぞ!」と気持ちを新たにして、今年の不達成目標を再設定する。目標の数が多くなってしまいがちなんですね。でも、そんなに数多くの行動目標を毎日継続することはできない。習慣化は一つの対象でも簡単ではありませんから、それを何個も一度にやろうとすると、ほぼ確実に挫折しますね。習慣化は一点集中が基本です。
新年の誓いが挫折しやすいもう一つの原因があります。
それは「完璧を求めるがあまり、少しのつまづきで諦めてしまいやすい」ということ。
「新年の誓い」に伴う厳かな雰囲気がそうさせてしまう、そんな側面があります。
「今年はできなかったけど、来年は必ず実践するぞ!」
「来年は、これを一日も欠かさず実践して大きく飛躍するぞ!」
といったように、新年に掲げる目標は重いものになりがちです。おおげさに言えば、人生をかけるような意気込みが伴ってしまうことが多い。
ですので、毎日毎日欠かさず実践するんです、1月1日から。お正月が終わって仕事が始まる。それでも、頑張って続けます。人生がかかっていますからね。
でも、体調を崩してしまったり、想定外のできことがあったりして、その行動目標を実践できない日がでてきてしまう。その時に諦めてしまうんです。
「これまで毎日やってきたけれど、昨日はできなかった…。これでこの目標達成には失敗してしまった…。」と悲嘆し、そこで立ち直れなくなってしまう。
次の日からまた続ければいいのに、もうやらない。一日でもできなかったらもう失敗とみなして、その行動目標とは袂を分けてしまったりする。その傾向が強くなるんです、新年を活用する場合には。特にまじめな人は要注意。完璧を目指して少しのミスも許せない。そして、その行動を完全に諦めてしまう。
「新年」という区切りは、新しいことを始めるには適したタイミングではあるのですが、却ってうまくいかなくなる場合が多い。
なので、その区切りに捉われないとうまくいく可能性が高まる、そういう性質があると思います。
私のお勧めは、新年より前に始めること。
つまりは12月の年末から、そう、まさに今から新たな行動目標の実践を始めることです。
明日に続けます。