行動ログはどうとればいい?
こんばんは。
日々の生活における「無駄時間」を削減する。そのために一日の行動ログをとる。
ここ数日にわたり、私の実践記録をお伝えしてきました。
行動ログはどうとればいいのか?
ひとつの重要なポイントは、可能な限り行動を細かく記録するということ。
自分が認識できていない行動を把握するのが主目的ですから、なにかの行動を始めたらその時刻を記録する。終えたらその時刻を記録する。面倒に感じるかもしれませんが、この作業は行いましょう。この作業をこれから毎日365日やるわけではありません。できれば少なくとも1週間は続けた方がいいですが、ある限定の期間だけの話ですから。
とはいえ、すべてを記録するのはかなり難しいと思います。そもそも記録する習慣がないわけですから、記録するのを忘れてしまうこともしばしば。そして、意識はいろいろな方向に移ろいますから、実際には何もアクションをしていないけれど思考を働かせている、いろいろなことに思考を奪われている時間というのがどうしても出てくる。この時間の開始と終了を記録するのは簡単でありません。
ですので、時間を区切って、それまでにやった行動を振り返らないといけません。この感覚もできる限り短いほうがいい。可能であれば30分単位、長くても1時間程度。この感覚が長くなればなるほど、実際に何をやったか、何を考えていたかを忘れてしまう可能性が高くなりますので。
この「思考を奪われている時間」がどのくらいあるのかを把握するのがもう一つのポイントです。
もっと言うと、この時間を把握する方がより重要と言える。そのような時間は想像以上に多い。
昨日の記事で「何をやったか特段思い出せない時間にとっていた行動」について書きましたが、「思考を奪われている」ことがこれにあたることが多いのです。行動ログの記録においては、思考も行動の一つとして捉えます。
その時間に「何を考えていたのか」を把握することで、対応策を検討できる。
何に心を囚われがちなのかを把握し、心配や不安を引き起こしている原因を知る、心の状態を知る。そして、その不安や心配を和らげるために、取り除くためには何ができるかを検討していく。
何に心を惑わされやすいのか、思考が移ろいやすくなるきっかけは何なのか、それを突き止めていく。そうすることで、心を惑わす対象やきっかけを取り除くことができる。
こう考えていくと、行動ログの記録がもたらしてくれるものが、無駄時間の削減にとどまらないことがお分かりいただけると思います。
自分の生活を人生を豊かにするためには、もっと自分のことを知らなければならないのです。行動ログは、その手段の一つとも言えます。
さあ、行動ログを試してみませんか?