「何度も読み返したい本」を持っているかどうか
こんばんは。
Nassim Nicolas Talebさんの『Black Swan』。
そして
ナシム・ニコラス・タレブさんの『ブラック・スワン』。
を立て続けに読破。
これらを読み切るのに相当の時間を要しました。でも、その時間は本当に充実したものでした。この作品と向き合うことができて本当に良かった。心からそう思っています。
日本語版の『ブラック・スワン』を読んだのは、この一回きりだったのですが、原書である『Black Swan』は、その後何度か読み返しています。これまで、合計で3回は読んだと思います。
このように「何度も読み返したい本」を持っているかどうか。これも読書生活、ひいては人生の充実度に大きく関わってきます。そういう著書と出会うことができたら本当に幸せです。そういう本が自分の書棚にある。もっといえば、そういう本だけを書棚に置いておくというのが理想です。そんな作品に出会えたら、お金を惜しまずに自分のライブラリーに追加するべきです。それが、人生の充実に大いに寄与します。いつでも、何度もでも読み返すことができる。こういう作品に囲まれている状況というのは幸せです。
私は、いまだにそうなのですが、紙の本を好んで購入しています。
実際には、電子書籍も活用しています。AmazonのKindle Unlimitedにはお世話になっています。でも、こうやってハイブリッドになったのは最近のことでして、それまでは紙の本オンリーだけの読書生活を続けていました。
ビジネス書が中心でしたが、月に何冊も購入していました。学ぶ意欲があったり、悩みを解消したかったり、とその目的はいろいろあったんですが、かなりのお金を本に費やしてきました。
でも、正直言って「何度も読み返したい本」というのは少なかった。これが正直なところです。一度読んだら満足、もっといえば不満でもう読む必要がない、という本を山ほど購入してきました。
この経験が、電子書籍を活用することにつながったんです。
でも、これは個人の嗜好なのですが「読み返したい本は電子ではなく紙の本で持っておきたい」と思うのです。
よく
「読書は最大の自己投資」
だから
「本を買うことを躊躇してはいけない」
とか言われますよね。
私もそう思います。正確に言うと、そう思っていました。
でも、その出費がかなりのものになってくると、正直苦しいのも事実w
そういう切実な状況に陥ってしまったのが幸いしてか、「買って損のない著作」、さらには「何度も読み返したい作品」を選ぶ能力が養われたような気がします。まあ、実際には今でも「買って損した!」というのはあります。特に英書はそう。書店や図書館等で試し読みができる機会もあまりないので、どうしても「一か八か」という側面はあります。
ベストセラーであれば「大きな外れ」はないでしょう。特に英書生活初心者の方はベストセラーから始めるのがいいですね。英書生活中級以上で、「自分の人生が変わる!」作品に出会いたいのであれば、外れを覚悟しても「直感で気になる作品」を選んでほしいと思います。
それが、あなたの書棚に加わる作品になるかもしれませんから。