ようやく現実を受け入れる…
こんばんは。
異国の地でのトラブル。
特に移動には気を使います。何が起こるか分からない。何かが起こっても対処できるように、周到に準備をして、万全に備える。
でも、必ずしもそれでうまくいくわけではありません。自分ができることをやっても、自分がコントロールできない状況がトラブルの元だったら、どうしようもありませんからね…。
そこまで考えて、もっと余裕のあるプランを考えておくこともできかもしれません。でも、それは経験した今だからこそ言える。そういう側面が強いと思います。
初めての欧州高速鉄道の旅。オランダからパリへ、そしてパリからブルターニュ地方へ。ThalysとTGVの2つの高速鉄道のチケットは事前に手に入れていた。
スキポールに着いたのは出発時刻の約30分前。少し早すぎる感はありましたが、気長にホームでThalysの到着を待つことに。
でも、発車時刻の15分前になっても、まだThalysの表示が出てこない。まあ、まだ大丈夫かな、と思っていた。
そして、発車時刻10分前。まだThalysの表示が出てこない。ここで、少し心配になってきます。「もしかしたらホームの番号を間違えたのかも」、と。
再確認しても「間違っていない」。
発車時刻の5分前になっても状況は変わらない。ここで、ようやく私は行動に出ます(遅いですね…)。
同じホームにいる人に話しかけます。
「〇時発のThalysを待っているが、5分前だというのにホームの掲示板に表示されない。どうなっているのでしょうか?」
その方は
「だとしたら、遅れているんじゃないかな。」
と答えます。
こう聞いても、私は最初すぐに納得できなかったんです。
日本では電車の遅れはそうそう起きません。特に新幹線が遅れることは少ないですよね。
仮に遅れる場合には、しっかりとアナウンスがなされます。
今思い返すと、アナウンスがされていたかもしれません。オランダの場合は、オランダ語だけではなく、英語でもアナウンスがされますから、私が聞き逃していたのかもしれません。
でも、周りの雰囲気は何事もない感じだった。つまり、乗客と思われる人が焦っていたり、苛立っていたり、というのがまったく感じられなかったんです。
だから「遅れている」という可能性は想像していませんでしたw
私はホームのはるか遠くにスタッフと思しき人を見つけ、走り出しました。
「〇時発のThalysに乗るのだが、遅れているんですか?」
と問いかける私に
「はい、15分くらい遅れていますね。」
ここでようやく観念しました…。
観念したと言っても、あきらめがつかなかったのですが。
明日に続けます。