ヨーロッパでの初交渉はパリで
こんばんは。
ヨーロッパでの初めての鉄道旅。
オランダからフランスへ向かうThalysが30分以上遅れるという想定外の状況に巻き込まれるも、気を取り直して道中は車窓からの眺めを楽しみました。
そして、いよいよThalysはパリNord駅に到着。
Nord駅からメトロでMontparnasse駅へ移動。そこからフランスの高速鉄道であるTGVでブルターニュへと向かう予定をくんでいました。
Thalysが30分遅れたことで、すでにチケットを予約していたTGVの発車時刻には間に合わない。
でも、(私にとっては高額の)チケット代を無駄にすることはできない。なんとか交渉して、間に合うチケットに変更してもらう必要がありました。
とはいえ、どこで、どうやって交渉すればいいか、についてはノーアイデア。
ホームに降り立ち、近くにいる駅のスタッフに事情を説明する。彼女は「それなら、あのカウンターで相談してみて」といって、その方向を指し示してくれた。正確な場所は分からないが、とにかくその方向へ足早に向かいました。
「おそらくここだろう」
その場所にいた男性スタッフに話しかけます。そして、Thalysが遅れたこと、その影響で予約していたTGVの発車時刻に間に合わないこと、チケットを変更してほしい、ということを手短に伝えました。
それに対する彼の反応は、
ただ肩をすくめて、両手の手のひらを上に向けるポーズ
でしたw
でも、そこで諦めるわけにはいきません。チケット代は無駄にできないわけですから。しつこく「どうすれがいいのか?」と食い下がります。
彼はフランス語で何かブツブツ言っていますが、私は理解できないw 私は英語で話し続けるしかありませんでした。
彼は私の英語を理解していたはず、そんな感触はあった。だけど、英語では返さない、英語は使わない、という意思のようなものを感じました。まあ、これは私の偏見かもしれませんが…。
食い下がる私に、かれはようやく英語で答えだします。
でも、それは
「I don’t know, I don’t know」のリピートだけw
フランス語なまりの英語で「I don’t know」の一点張り。
ヨーロッパの長旅において、後に「フランス語なまりの英語っていいな~」と感じる場面は多々ありました。それは、だいたいフランスの女性が発する言葉のトーンを心地よく感じた場合ではありましたがw とはいえ、フランスの男性が離すフランス語なまりの英語にも味わいを感じたことも。
でも、この時はそんな体験もなく、そう感じる余裕もない。むしろ「英語を話せないふりをしやがって!」と少し逆切れしていたかもしれませんw
明日に続けます。