そんなことができるなら、そもそもこういう状態になっていない
こんばんは。
岡田斗司夫さんの名著『いつまでもデブと思うなよ』からの学び。
今日ご紹介する文章はこちらです。
・世に流通するダイエット法の大半は、実は「もともとスリムな人が、そのスリムを維持するために行っているダイエット法」。
・夕食をサラダだけにする。一日一時間有酸素運動をする。そんなことが続けられるなら、初めから太ったりするはずがない。
夕食をサラダにする。毎日一時間運動する。
健康的な人や、痩身の人に似あう生活習慣です。いかにもダイエットに効きそう。
でも、こういう人たちがもともと太っていて、これらの取り組みを実践したが故に痩せたのかどうか。岡田斗司夫さんが言うように、そういう方たちはもともと痩身である可能性が高いのかもしれません。
体重の管理ができるというのは、自己コントロールができるということ。痩身を維持しているというのは、自己コントロールができているということ。そういう人たちは、夕食を毎食サラダにしたり、1日1時間運動したりすることができる。
太っているというのは自己コントロールができなかったことの結果。自己コントロールができていれば、初めから太ったりしないのですね。
こう言い切るのは少し極端ではありますよ。遺伝的な要素で体つきも異なるでしょうし、痩身が必ずしも自己コントロールの結果ではないかもしれません。
太り気味のほうが自分の体調には適していて、その状態を維持しているという方もいるかもしれません。
でも、もしあなたが自分の不摂生が太ってしまった原因であると認識しているのであれば、自身の自己コントロール力を過信してはいけません。
ダイエットをしようと決意する。その瞬間は気分が高揚していますから、やれそうな気がします。実際にできるかもしれません。3日間くらいは。うまくいって1週間くらい続けられるかもしれません。
でも、あまたの誘惑に打ち勝ち続けることができるかといえば、難しいというのが実態。もともとあなたが易きに流されやすいのであれば、なおさらです。意志力には限度がある。そしてその限界レベルが低いのですから。
また、あなたにはダイエット以外にもやらなくてはいけないことがある。ストレスを感じる場面もあるでしょう。忙しくて精神的にも時間的にも余裕がない、という状況におちいることもあるでしょう。強い決意で臨んだダイエットでも、どこかで挫けてしまうことになる。
精神力・意志力に頼るのは失敗のもと。そして、自身の意志力を過信しないこと。何事にも当てはまりますが、ダイエットにおいては特に重要な視点ですね。