ダイエットの教訓は人生全般に通ずる
こんばんは。
岡田斗司夫さんの名著『いつまでもデブと思うなよ』 からの学び。
一昨日の記事で、下記の文章について触れました。
・「どうやったらそんなに痩せられるんですか?」 そういう人たちに「ダイエットは楽しい」と言うと驚かれる。
・みんなダイエットは苦しいことの連続だと思っている。そんな考えでダイエットをしていると半年~1年も続けることはできない。長期間続けられないダイエットは絶対に例外なくリバウンドする。
繰り返しこうも書かれています。
・ダイエットに関して、もっとも間違った考え方は、「ダイエットはつらい」というイメージ。つらいと思うから、一日も早くダイエットを終わりたいと思って、より効果がありそうな、極端なダイエットに耐える。次々と我慢することを増やす。あげくにつらくなりすぎて、途中で自暴自棄になり、ガマンしていた分まで思い切り食べる。そしてリバウンドする。「失敗の連鎖」の典型例だ。
私たちはみな、つらいこと、苦しいことが嫌いです。できることなら避けたい。いや、できないとしても何とか避けたい。それが人間心理というもの。
でも生きていく中で、つらい場面を排除することはできません。ですから、つらさを感じる時間を、状況を極小化しようとするのですね。短時間であればなんとかなるかもしれない。でも、それが長期に及ぶのは耐えられない。実際に、継続的につらさを味わう環境に置かれると、心身ともにむしばまれていきますから。
つらさを避けようとして、逆にもっとつらい状況に陥ってしまう。耐えられなくなって、それまでの苦労を水の泡にしてしまう。
あなたにもこんな経験はありませんか?
ダイエットの例は分かりやすいですが、人生の他の側面にも当てはまることだと思います。
自分の人生を、これまでの生き方を振り返ってみましょう。この教訓をダイエットだけの問題として捉えるのはもったいない。人生全般で活用できると思います。
「つらい」と考えるのではなく「楽しい」と考える。これができれば勝ちということですよね。「つらい」と捉えた時点で負け、とも言えるかもしれません。
「どう解釈するか」というのはダイエットにおいても重要だということです。
でも、自分にとってプラスになるように、都合よく解釈をするのは簡単ではないのが実際のところ。「つらい」ではなく「楽しい」と捉えるのは、意志によってできるものではありません。疑いなくそう感じることができる、そういう感情を生み出す外的要因が重要になってくるのです。
『いつまでもデブと思うなよ』を読み進めていくと、どうやってそういう感情を得る仕組みを作り出せるのか、そのヒントをつかみ取ることができると思います。これはダイエットだけに限った話ではありません。
ダイエットと無縁の人にも読んでいただきたい。そして、気づきを得ていただきたいと思います。