「真似る」ことの大切さ
こんばんは。
綾小路きみまろさんの著作『しょせん幸せなんて自己申告』の「成長」の章から、私がとったメモをお送りしています。
この章のキーワードは
「継続」
「一瞬を真剣に生きる」
「オリジナル」
の3ワード、と自分なりに認識しています。
昨日のブログで、「オリジナル」をいかに作り上げていくか、について書きましたね。
今日はその続きとなります。
今日お伝えするのは次の2つの文章。
・どんな芸事も始めは模倣から。いきなり独自のスタイルを生み出せるわけではない。枠から飛び出すためには枠の中でもがき、その広さを知る時間が必要。
・自分らしさなんて、やり続けることで確立される。
「学ぶは真似る」
「守・破・離」
「創造は模倣から」
「私は巨人の肩にのっている」
ここにあげた言葉や格言は、いずれも「真似る」ことの大切さを表わしています。
芸事に限らず、あらゆることは模倣から。これは事実であり現実です。
「オリジナル」と「真似る」は対極の位置にあるように感じられますよね。そして「真似る」ことを恥じる。そんな感情を抱いてしまいがちになる、オリジナリティへのこだわりが強いほど。
でも、「真似る」ことを恥じていたら成長はないんです。
そもそも、私たちは生まれてから「真似る」ことを繰り返して成長してきたんですよね。赤ちゃんは親や周りの年長者を真似ることで、言葉を学んで、歩き始めて、しゃべり始める。歳をとってくると、この当たり前のことを忘れてしまうんです。そして「真似る」ことをネガティブに考えてしまったりする。なんてもったいない話なんでしょうw
おおいにまねようではありませんか! 私たちはそうやって成長してきたんです。大人として、自分が望む方向で成長していくためにも同じように真似ていきましょう。それが自然の道理というものなのですからね。
あらためて、きみまろさんの文章を見てみます。
・どんな芸事も始めは模倣から。いきなり独自のスタイルを生み出せるわけではない。枠から飛び出すためには枠の中でもがき、その広さを知る時間が必要。
いきなりオリジナルな存在にはなれないんです。
「枠から飛び出すためには枠の中でもがく」時間が必要。この言葉も響きます。もがくことで、その枠の広さを知ることができる。
もがくことはつらい。そして、もがき続ける時間が長いかもしれない。でもこれは成長にとっての必要なプロセス。オリジナルになるために欠かせない過程なんです。
・自分らしさなんて、やり続けることで確立される。
30年間続けた歌謡ショーの司会者。何度も言いますが30年ですよ! 長きにわたり一瞬一瞬を積み重ねてきた、そしていつしかオリジナルになっていった。
芸人「綾小路きみまろ」というオリジナルな存在は、やり続けることで作り出された、生まれた。
やり続けることで成長できる。自分らしさが際立ってくる。
希望をもらえる言葉です。