この本を買って良かった!
こんばんは。
ブラック・スワン理論
日本でもベストセラーになった「ブラックスワン」はお読みになった方も多いかもしれません。
私はこの言葉は知っていたものの、著書を読んだことはありませんでした。ましてや、内容についてはほとんど知りませんでした。
書店で目にしたものがあるものの、上下2巻に分かれていて、しかもそれぞれが分厚い。気になってはいたけれど、自分には少しハードルが高いな~と思っていました。
今となっては何がきっかけだったのかは覚えていないのですが、
「よし、これを英書で読むぞ!」
と思い立ち、Amazonで注文しました。
原書(英書)自体は1冊ですが、かなり分厚い。何と400ページ以上もある。一瞬ひるみましたが、それよりも期待が上回り、届いた翌朝にさっそく、この著書と向き合う時間をとりました。
表紙に続いて裏表紙へ。タレブさんの写真が載っています。知的な感じがあふれていて、ますます期待が高まる。
著者の紹介のページ、目次を経て「NOTE TO THE SECOND EDITION」というページへ。私が購入したのは2nd Editionだったのです。
そしてようやくPROLOGUEへと入っていきます。
ようやく本文へと入っていったわけですが(プロローグなので正確に言うと本文ではありませんが)、ここでさっそくつまづきます。小さな文字でぎっしりと書かれている。使われている単語も難しいものが多い。言い回しも独特で長ったらしい(タレブさん、すみません。最初はそう感じてしまいました)。そして、「*」で示されている注釈も多い。
ということで、なかなか前に進まない、という事態に陥ってしまったのです。
この「言い回し」というか「文体」は著者それぞれに個性が表れていて面白い部分なのですが、慣れるまでは厄介な存在でもあります。これまで私が読んできた英書とは一味違うタレブさん独特の文体に最初はてこずりました。最終的には、これにはまってしまい、自分が英文を書く際には、彼の文章を使わせてもらうまでになったのですが。
最初の数日は、ほんの数ページを読むのが精いっぱい。でも、期待はどんどん膨らんでいきました。タレブさんが語る本質を早く学びたい、早く辿り着きたい。その思いが、難解な文章と向き合うことを厭わなくさせてくれたのです。
「この本を買って良かった!」
まだ、第一章の第一節しか読んでいない段階で、そう思いましたw
でも、この印象は本当に重要です。こう思えなかったら、何百ページもある英書を読み進もうとは思えませんから。
明日に続けます。