身銭を切れ!
こんばんは。
Nassim Nicolas Talebさんの『Black Swan』。
そして
ナシム・ニコラス・タレブさんの『ブラック・スワン』。
タレブさんにすっかり魅了されてしまった私は、当然ながら、もっと彼の著作を読みたくなっていました。
そして次の作品をAmazonに注文しました。
それは
『SKIN IN THE GAME』
です。
翻訳版も出されていますよね。
『身銭を切れ』
です。
原書が出版されたのは2018年。翻訳版は2019年だったと思います。
『Black Swan』でかなりの時間と労力を要した。だけどタレブさんに魅了されてしまった。『SKIN IN THE GAME』を読むのは必然でした。
こちらも難しいです。読み応え十分。
購入する前から分かっていたことですが、こちらを読み切るのにも相当の時間を要しました。そして、こちらも感じていたことですが、一回読んだだけでは満足できなかった。この著作もあとで読み返しました。そして、もう一度読み返したいと感じています、この文章を書いていると。
タレブさんの大きな魅力の一つ。それは「フェアである」ということ。私が強くそう感じる。そのことは昨日のブログで書きました。
この「フェアであることに重きを置く」という考え方がより感じられる作品です。
「Skin in the game」は「自分の発言や行動に自らリスクを負っている」ということ。これが『身銭を切れ』という翻訳版のタイトルにつながったのでしょう。
「自腹を切る」という言い方もできるのですが「身銭を切る」というタイトルになったのは、そのほうがタレブさんの強い思いが伝わるからなのだろうな~と個人的に感じます。
あなたの周りにも「自分ではリスクを負わない、うまく回避している、他人にリスクを押し付けている」人はいるでしょうか。それでいて「自分だけ利益を得る」ことに長けている人はいるでしょうか。
特にビジネスの世界では、そんな人があふれていますよね~。 サラリーマンとして会社勤めをされている方は、このことを強く感じていると思います。本当に理不尽ですよね~。
タレブさんは、そんな「No skin in the game」である人を痛烈に批判します。
この著作でも、辛辣な物言いが際立っています。これが痛快なんです!
でも、ストレス解消?のためにこの本を読むことをお勧めしてるわけではありませんw
自らが「身銭を切る」存在になる。その為にこの本が存在するんです。
タレブさんは、まさにそんな人なのです。言行一致。だからこそ、彼に惹かれる人が大勢いるんです。
自分もそんな存在になりたい、いや、なる。
このことを強く感じること間違いなし。これも絶対のお勧めです!