死生観についての文章で締めくくる そして運気と直観へ
こんばんは。
田坂広志さんの『人生で起こること すべて良きこと』(PHP研究所 2015/7/24) からの学びを自分の人生に活かす試み。
今日は「死生観」についての、心に残る文章をお伝えします。
この部分が、本書のクライマックスであり、氏が最も伝えたい部分と言えるでしょう。
死と直面したことがない私自身の解説や思いを述べることは控えさせていただき、その文章を引用するにとどめたいと思います。
もう一つの覚悟「必死」という覚悟。「必死」と書いて「必ず死ぬ」と読む。
「死生観」を掴むと心の中にある「使命感」が生まれてくる。そして「使命感」を抱くと「直観」が鋭くなる。
「意志の強さ」はあくまでも「個人の意思の強さ」を意味している。「魂の強さ」とは「大いなる何かに導かれている」という感覚に支えられた「強さ」。言葉の真の意味で「強い人間」とは「魂の強さ」を持った人間。
「魂の強さ」は「運気」を引き寄せる。運気の強い人間は「自分は運気が強い」と心底信じている。「自分は導かれ、守られているからこそ、運気が強い」という感覚が「運気」を引き寄せる。
いかがでしょうか。
「使命感」「魂の強さ」という言葉。これはこの書籍の中の重要な言葉です。それぞれについて下記文章を引用しておきます。
そして、この「使命感」は、人生の出来事の「解釈」を過たない。
「魂の強さ」は身につけようとしてつくものではない。それは深い「使命感」を抱いた時に自然と身につくもの。なぜなら、「使命感」とは「大いなる何かに導かれている」という感覚のこと。
さらに注目点があります。これらの文章の中に「直観」と「運気」という言葉があることにお気づきになりましたでしょうか?
私は「直感」と「運」というものに興味を持ち続けてきました。ですので、これらの言葉には敏感なのですw
「直観」と「直感」は何が違うのだろうか? という疑問は一瞬抱きましたが。
直感に従うべきかどうか? 直観とは何なのか?
運をよくするにはどうしたらよいのか? そもそも運とは何なのか?
自分の人生で成功や幸せを望むのであれば、努力が必要という考え方が一般的。その考え方を肯定して生きてきた。そして、これからも努力を続けていきたい。
一方で、努力することなく幸せや成功を手に入れる方法があるのではないか? という邪な考えを排除できない自分がいるのは紛れもない事実。恥ずかしながら。「直感」や「運」についての書籍も数多く手にしてきました。自分が知らない何かしらの秘密を知ることを期待しながら。
そんな私に、田坂広志さんがまさかのこれらの言葉を投げかけてきたことに驚きを感じました。
なんと、続く著作でこれらについて詳細に説明してくださっているのです、田坂広志さんが!
それも、それぞれ一冊という紙幅を用いて。
『運気を磨く 心を浄化する三つの技法』(光文社 2019/10/16)
『直観を磨く 深く考える七つの技法』(講談社 2020/2/13)
この2冊も熟読したのは言うまでもありません。そしてメモもとった。いずれの機会に改めてご紹介させていただきたいと思います。