『地球の歩き方』に思いをはせる
こんばんは。
『地球の歩き方』が刊行されたのは1979年。
40年以上に渡り海外旅行のガイドブックの代名詞であり続けた存在。私にとってはあまりにも当たり前の存在であり、旅を計画する時には必ず手元にある存在。逆に言うと、旅と関係ない時期においては、あまり考えることがない存在でした。
最近になって、そんな『地球の歩き方』に関するニュースが話題になりましたね。ふだんテレビを見ない私が情報を仕入れるのはもっぱらYahooニュースなのですが、ここ一年で二度も『地球の歩き方』に関するニュースを見るとは思ってもいませんでした。
一つ目は、その事業譲渡。
2020年12月より、ダイヤモンド社の子会社であるダイヤモンドビック社から学研へと事業が譲渡されました。あまり販売元を気にしたことがなかったのですが、この譲渡が同書にどのような影響を与えるのかが気になります。『地球の歩き方』はこの書籍を専門としている独立系の出版社が作っているとばかり思っていたのですが、大手出版社のグループに属していたのです。そして譲渡先も、学研という大手の会社。
事業譲渡と聞くと何かネガティブな印象を抱いてしますよね、一般的には。個人的に思い入れが強い書籍だったこともあり、このニュースを見たときには少し衝撃を感じました。学研という大手の会社が譲渡先なので心配しすぎかもしれませんが、終わりの始まりのようなことでなければ良いのだけどな~と感じたことを覚えています。
二つ目が、新しいシリーズとなる書籍の発刊。
2021年9月に『東京で楽しむ〇〇』というシリーズが新たに登場しました。東京にいながらその国へ行ったような気分を味わえるガイドブックとのふれこみ。コロナ禍だからこそ生まれた書籍だとも言えますね。
まだ手にしていませんので、何とも言えませんが、ネット上での評判は上々のようです。今年初めの事業譲渡への不安が、単なる個人の思い込みであったことを認識したニュースでもありました。
『地球の歩き方』はコロナ禍で大きな影響を受けたと思います。このシリーズで従来の読者を引き留め、新しい読者を惹きつける。そうして、『地球の歩き方』を末永く継続していただきたいと思います。
そして、これまでお世話になったお礼としても、私もこのシリーズを購入したいと考えています。
それが来年になるのかどうかは分かりませんが、次に旅ができるときにはその国の『地球の歩き方』を手にして準備を楽しみたいと思います。旅の準備から旅の途中、そして旅の終わりまで楽しみ続けられるように『地球の歩き方』を活用したいですね。