「行動と見識」KOUSHIのブログ

行動と見識で人生を豊かにする

「嫉妬を感じる対象」を知るとヒントが見えてくる

 

こんばんは。

他人との比較について考えるときに、ふと浮かんだ楠木建さんの書籍。そこに書かれた文章をお伝えしました。

・嫉妬という感情は、人間にとって最も不幸で醜い心の動き。この感情は、人と比較することから生み出される。もう一つは自分自身についての有能感から。

他人からの嫉妬は本当に嫌ですよね。嫉妬をしてくる相手に腹立たしさを覚える、苛立ちを感じる。さらには悩まされる。その人のせいで嫌な気分になる。そのような体験はどなたもお持ちでしょう。

一方で、自分が他人に対して抱く嫉妬。こちらはどうでしょうか? 

自分の嫉妬を認めることはなかなか難しいものです。でも、これも冷静になって考えることができれば「自分は本当に醜い感情を持っていた」ことに気づくはず。とはいえ、嫉妬を抱いているうちはそう考えることはできませんが。

 

「最も不幸で醜い心の動き」というのは決して大げさではないと感じます。嫉妬が人を不幸にするパワーの強さ。これを体感するとそう思わずにはいられません。

あなたはどう感じますか?

 

楠木建さんは「人に嫉妬という感情がなければ、どんなに世の中は平和なことでありましょうか。」ともおっしゃっています。

同時に「嫉妬は絶対に無くすことはできない」とも。なければどんなにいいんだろうと思っても、嫉妬は人間の本性。残念ながら私たちはこの感情に翻弄されてしまうのです。でも、何かやりようはないのか? 嫉妬とうまくつきあっていったり、嫉妬をうまくいなしたりすることはできないのか? 楠木建さんのお答えを期待しましょう・

 

楠木建さんは、嫉妬が生まれる原因は二つあるといいます。

人と比較すること

自分自身の有能感

の二つ。

ここで見逃してならないのが、人は比較できる対象に対して嫉妬を抱くということ。会社の同僚やグループの仲間といった、似たような世界で生活している、比較可能である人に対して。

例えば、自分の給料が少ないと苛立ちを感じるのは、同じ会社の同僚と比べた時ですよね。アメリカの大富豪、ビル・ゲイツウォーレン・バフェットイーロン・マスクには嫉妬はしませんよね。羨ましいな~と思うことはあるかもしれませんが、嫉妬は感じない。どちらかというと彼らの資産に興味もわかないといった方が正しいですかね。それは彼らが自分との比較の対象にはなり得ないから。

 

比較の対象が自分の関心や考慮に入っている時に嫉妬を感じる。「なんでアイツが俺より」「なんでアイツばかりいい思いを」といった感情は、遠くの世界の人、自分と異なる世界の住人には感じないのです。

 

ここに嫉妬とうまく付き合うヒントが隠されていると感じませんか?

 

明日に続けます。

 

 

 

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