「行動と見識」KOUSHIのブログ

行動と見識で人生を豊かにする

あまり深く考えずに、まずは試してみる

 

こんばんは。

Patricia Ryan Madsonさんの『improv wisdom Don’t Prepare, Just Show Up』の最初の格言「say yes」。

 

「絶対にすべてにyesと言わなくてはいけないんだ」とは思わなくていい。ふだんよりも「yes」ということを心掛ける。これだけでいいんです。あまり深く考えずに、まずは試してみればいいんですね。

Patriciaさんはこう言います。

Once you become aware that you can, you will see how often we use the technique of blocking in personal relationship simply out of habit. Turning this around can bring positive and unexpected results.

やがて、あなたはより多く「say yes」と言えていることに気づきます。するとあなたはこうも気づくのです。「たんに習慣から、他人との関係をブロックしていることがこんなに多いのか」と。

それまで「say yes」という心持ちとは無縁に生きてきた。つまりは、反発や否定、不服といった感情に流されて生きてきた。そのことで良好な人間関係を築くことが出来なかったり、険悪な関係をつくってしまったりしてきた。でも、それがふつうの状況なので、自分が恣意的にそんな状況を作ったとは思いもしなかった。

「say yes」を生活に取り入れることで、これまでは想像できなかったような幸運や好結果がもたらされるのだ、と。

 

この後、Patriciaさんは個人的な体験をシェアされています。

40年近くも前にあるワークショップに参加していた彼女は、同じく参加者である女性の一人から、帰りに車に乗せてもらえないかと依頼されます。その女性についてはほとんど知りませんでした。生来人見知りであったPatriciaさんはこの申し出を断ろうと思ったのですが、断るうまい理由を見つけられなかったこともあり、思い切ってこの依頼を受け入れたのです。

最初はぎこちない会話から始まりましたが、やがておたがいの健康に話が及び、2人の共通点が浮かび上がりました。それは腰痛を抱えていたということ。その彼女はお世話になっているacupuncturist(鍼療法師)を紹介したいと申し出ます。その女性が車を降りる際、車に乗せてくれたことへのお礼を言いながら、その鍼療法師の名前と連絡先を渡してくれました。

 

その後に彼女に起こった出来事を彼女の文章で見てみましょう。

What struck me at that moment was my wrongheadedness. I had thought that I was doing her a favor in giving her a ride, when it seemed (and here we get into some metaphysical difficulty with language) reality (the universe? my guardian angel?) was actually offering me some help. The acupuncturist turned out to be a godsend. I would not have found him without the connection with the woman I drove home.

 

車で送ってあげることで、Patriciaはその女性を助けてやった、と思っていた。でも実際には、彼女が助けられていたことに気づくのです。彼女を車に乗せなかったら、この鍼療法師と出会うことはなかったのですから。

 

明日に続けます。

 

 

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