「なぜ繰り返すのか?」 その目的を間違えてはいけない
こんばんは。
「英書を読む習慣」の中に取り入れるべき「繰り返し」。
- 何度も読み返す
- 日本語版も読む
- 音声でも学ぶ
について話をしてきました。
順番も大切です。
・英書→英書→日本語版
の順番で進めましょう。
そして、このプロセスを終えた後は、
・10分の精聴とできるかぎりの多聴
で音声を聞き続ける。
こうすることによって、英語能力が向上するだけでなく、学びを深めることができるのです。
このプロセスを何冊も繰り返していく。そうすると、最初には想像していなかった高みに至ることができる。
ぜひとも実践して体験していただきたいと思います。
「こんなに繰り返し1冊の本を読むのか」と感じますか?
でも、私にとっては「これくらいは最低限必要」という感覚です。
正直に告白すれば、私の記憶力が乏しいから、というのがその理由かもしれませんw
1回読んだだけでは、2回読んだとしても、かなりの部分を忘れている、理解できていない。だからこそ、繰り返しが必要、ということです。
1回読んですべてを理解し、かつ学びを活用できる。そういう人であれば、この繰り返しは必要ないでしょう。
でも、そんな自信がない人はぜひとも「繰り返し」を活用していただきたい。自信がある人も「繰り返し」をやってみていただきたい。「自信」が「過信」だということはあり得ますから。
どんな本でもこのプロセスを実践しなくてはいけない、ということではありません。
1度読めば十分という、(私にとっては)得られるものが少なく、浅はかな内容の本はあります。そんな選択ミスを犯してしまった場合には、繰り返しは「時間の無駄」になってしまいますから。
「この作品は素晴らしい」
「もっと深く自分の中に取り入れたい」
という作品に出会うことができた場合に、この「繰り返し」はあなたの人生を豊かにし、かつ英語能力向上という「副産物」を得られるのです。
「英語能力向上」を「副産物」と書いたのには理由があります。
基本的には「英語能力」というのは「目的」ではなく「手段」になるでしょう。
英語を使って商談をする、ビジネスを拡大する
洋画や洋楽を英語に苦労することなく楽しめる
というように、英語は別の目的の手段なんです、本来的には。
TOEICで○○○点を取る
というのも、手段ですね。高得点を取得することで昇進や転職に有利となるから、英語を勉強するわけですよね。
ここでお伝えしたいのは「英語能力向上」に比重を置き過ぎない。「自分の人生を豊かにする」を第一義に考える、ということです。
そのためにも、繰り返し取り組む「作品」は「人生を豊かにする」という視点で選んでほしい。強くそう思います。
明日に続けます。