世界のビールを楽しむ アンハイザー・ブッシュ・インベブ
昨日まで、英語の記事を継続してお伝えしてきました。
今日からは、しばし別のテーマに関し書きます。それは、これまで何度か書いてきましたが、私の大好きなビールについてです。
自分の人生を振り返ると、父親は毎日ビールを飲んでいました。キリンラガーをケースで配達してもらっていました。
私がはじめてビールを口にしたのは小学校高学年のころだったと記憶しています。
酔っぱらった親父から「少し飲んで見るか?」と言われて口にしました。
当然美味しいはずがありません。それがトラウマとなったのか、成人になってしばらくしてからもビールは苦手でした。
それが今となってはビールなしでは生きられなくなってしまいました。
蛙の子は蛙なのです。
私と同じようにビールが好きな方は多いと思います。これからの季節にはたまりません。(私は一年中ほぼ毎日ビールを楽しんでいますが)
勝手ながら、このビールについて知識を深めてもらいたいと思い、今日は、世界のビール会社の勢力図に関しお話ししたいと思います。
日本ではアサヒ、キリン、サッポロ、サントリーが4大ビールメーカーですよね。オリオンビールもあります。
世界に目を向けてみると、日本でトップのアサヒはなんと7位という低位置にいます。
世界には巨大なビール会社があり、トップ3で世界の生産量の半分以上を占めています。
業界トップはアンハイザー・ブッシュ・インベブ ( Anheuser-Busch InBev)です。この会社が世界のビールの生産量30%を占めており、ダントツのトップです。とはいっても、合併(買収)によりこの規模になりました。ビール業界はここ十数年でかなり再編されています。
会社名だけではどのビールを作っているのかピンと来ないかもしれません。
日本でもなじみ深いブランドといえば、「バドワイザー」でしょう。ベルギーに本拠を構えているインベブという会社が、バドワイザーを製造していたアメリカのアンハイザー・ブッシュを買収したのが2008年。こうして、アンハイザー・ブッシュ・インベブという長い名前の会社になりました。
当時業界2位が3位の会社を買収して、業界1位に躍り出ました。
今でもバドワイザーと言えばアメリカというイメージがありますが、ベルギーの会社の製品なのです。軽い味わいが特徴であるバドワイザーが、濃厚な味わいに定評のあるベルギービールの製造会社の一員になっています。本当にビール業界は変わったものです。
この後も、更に買収を続けて、業界トップを揺るぎないものにしていきます。明日も、代表的なブランドとともに、その変遷を紹介していきますね。