断る力 旅から訓練の機会を得る トルコでの経験
トルコで得た「断る力」を訓練する機会とは?
私はトルコを何度か旅したことがあります。
歴史ある国ですね。世界遺産も多いです。料理は世界三大料理に数えられています。
また、親日国でもあります。それは過去の両国の間の出来事にさかのぼります。ここでは詳しいことは控えますね。
トルコでは盗難に会う等、嫌なことも体験しましたが、それが縁で素晴らしい人と巡り合うことができたこともあり、個人的に大好きな国のひとつです。
トルコの魅力に関しては、改めてシェアさせていただきますね。
さて、本題に戻ります。
旅の最終日であったその日に、私はイスタンブールの旧市街を歩いていました。
イスタンブールでは、現地の人に話しかけられることが本当に多いです。日本語で話しかけられることもしばしば。
どこかのショップに連れていかれるパターンが多いので、だいたいは笑顔でスルーしました。
その日は旅行会社を訪れる予定がありました。ですが、まだ時間に余裕がありましたので、地下宮殿の近くでフレンドリーに話しかけてくる若者の話に耳を傾けてみました。
案の定、絨毯屋さんへの誘導です。
私は「買うつもりはないから」と何度も言いましたが、彼は「買わなくてもいいから見てみてよ」と諦めずに誘ってきます。
試しに付いていってみることにしました。他にやることもなかったので...。
ちなみに、トルコの絨毯は有名ですよね。絨毯に関しても改めて記事にしますね。
絨毯屋に入ると、チャイが出されます。チャイはトルコの定番の飲みものです。
その若者の叔父さんと思われるような30代から40代前半くらいの温和そうな店主が話しかけてきます。
日本が好きであるという話から始まり、トルコ絨毯の作り方や特徴などに話が移ります。何枚もの絨毯を広げながら、店主は笑顔を絶やさず語りかけてきます。
その後、「おすすめの絨毯がある」といった店主は、大きめの絨毯を広げて、その素晴らしさを力説し、購入を促してきます。
私は「買うつもりはないのですが」と言いますが、簡単に諦めるような店主ではありません。
具体的な金額は忘れてしまったのですが、
「これは日本で買ったらこの倍はするよ。本当に価値のあるものだから、後悔はしないよ」
と畳み込んできます。
ですが、私はぶれません。初志貫徹で行こうと思っていました。
「すみませんが買えません。そろそろ失礼してよろしいでしょうか。」と店を出ようという姿勢を見せます。
この後も店主との戦いは続きます。長期戦でした(笑)。
明日に続けます。