「行動と見識」KOUSHIのブログ

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世界のビールを楽しむ 青島ビール②

今日も青島ビールの話です。

 

1999年にはアサヒビールと深圳に合弁企業を設立し、中国国内向けの「スーパードライ」の生産を始めます。また、共同開発した「青島ビール」を日本に輸出していましたが、2009年3月に日本での販売を終了。

その後は、日本ビールというという会社が、更に2014年からは池行エンタープライズという会社が青島ビールの代理店となり、日本に輸入・販売しています。

 

2002年には当時のアンハイザー・ブッシュと提携します。以前業界第1位としてご紹介した、アンハイザー・ブッシュ・インベブという巨大ビール会社が誕生する前の話です。バドワイザーを擁するアメリカのアンハイザー・ブッシュがベルギーのインベブに買収される前の出来事ですね。

 

2009年には、その保有株の20%をアサヒビールが取得します。ですが、2017年にアサヒビールとの出資関係は解消されています。

 

また、青島ビールサントリーとも合弁会社を持っていた時期もあります。

 

このように、日本との関係が非常に深いビール会社なのです。

 

私は「青島ビール」は飲んだことはありますが、この会社が製造するそれ以外のブランドのビールはよく知りません。

 

青島を旅したことがある友人が、現地のビール工場(博物館)を訪れたらしいのですが、それは立派な工場だったようです。いろいろな種類のビールも試飲してきたようで、本当に羨ましい限りです。オーソドックスな「青島ビール」に加え、黄金色のプレミアムやスタウトも味わってきたとか。その話を聞いて、大衆的な「青島ビール」のイメージが覆されるとともに、自分の勉強不足を感じずにはおれませんでした・・・。いつか青島にも行かねばなりません。

 

青島の飲食店でビールを注文する際は、銘柄でいうのではなく工場のナンバーで注文を出すという話も聞きます。工場によって味わいが異なるようで、それぞれ好きな工場の製造品を頼むのだとか。青島の方たちのこだわりと地元愛を感じますね。

 

青島ビールは、日本のビールに比べると、苦みが少なくマイルドに感じられます。他の中国ビールと比べれば、麦の味わいも濃いめに感じますので、中国のローカルビールの中では、最も好きなブランドです。飲みやすく、中華料理との相性も抜群ですので、飲食店ではついつい飲み過ぎてしまいます。

 

中国では常温でビールを飲むのが一般的なようですが、私は冷えた「青島ビール」の方が好きですね。