世界のビールを楽しむ アサヒビール⑥
今日もアサヒのビールのブランドに関しお伝えします。
昨日は飲食店で供される「スーパードライ・エクストラコールド」に関しお話ししました。
今日は、家飲み派の方のための「スーパードライ」を紹介しましょう。
「アサヒスーパードライ 瞬冷辛口」は、「スーパードライ」よりアルコール度数が高めの5.5%、さらなる冷涼感とすっきりな後味を謳う製品です。私は飲んだことがありません。勉強不足ですね。
他にも「アサヒスーパードライ ザ・クール」という瓶ビールや、「アサヒスーパードライ ドライブラック」という製品もあります。
「スーパードライ」以外のブランドも見てみましょう。
以前触れた「アサヒ生ビール」に加え、「アサヒスタウト」という製品も販売されています。これらも飲んだことがありません…。
同じビールでも、少し価格が高めのプレミアムビールというカテゴリーがあります。
サッポロの「エビスビール」や、サントリーの「プレミアムモルツ」が強いカテゴリーです。
残念ながら、アサヒはこのカテゴリーでは強くないのです。
「アサヒプレミアム生ビール 熟撰」、「アサヒドライプレミアム豊醸」というブランドがありますが、シェアはごくわずかだと思われます。
私も、少し高級なビールを飲みたいな、と思ったときは、「プレモル」か「エビス」かの二択です。
海外ブランドに目を向けると、以前ご紹介した「ペローニ」や「グロリシュ」に加え、チェコのブランドである「ピルスナー・ウルケル」を有しています。かつて販売していた「青島ビール」に加え、ドイツの「レーベンブロイ」というビールを販売していたこともあります。
以前お話ししたように、「ペローニ」や「グロリシュ」は、旧SABミラーから買収した会社です。アンハイザー・ブッシュ・インベブがSABミラーを買収する際に、独占禁止法への抵触を避けるために、手放さなければならなかったブランドを、アサヒが手に入れました。
アサヒはよい買い物をしましたね。なぜ良いかというと、それらのブランドが私の大好物の一つだからです(笑)。
先ほどご紹介した「ピルスナー・ウルケル」ブランドを有しているのは、ブルゼニュスキープラズドロイ社というチェコNo.1のビールメーカーです。この会社も、アンハイザー・ブッシュ・インベブから手に入れています。2017年に中東欧5カ国(チェコ、スロバキア、ポーランド、ハンガリー、ルーマニア)のビール会社を、およそ9000億円で買収しました。
また、「スーパードライ」は世界の多くの地域で飲むことができます。「スーパードライ」は海外で最も売れている日本のブランドです。