「行動と見識」KOUSHIのブログ

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世界のビールを楽しむ アサヒビール⑤

今日もアサヒビールの話を続けます。

 

昨日までの記事で、「スーパードライ」の歴史的大ヒットにより、アサヒビールが国内シェア2位の座を取り戻したところまでお伝えしました。

 

同社は、「スーパードライ」に経営資源を集中し、一大ブランドとなった同ビールの販売戦略と鮮度管理の強化を進めました。その結果、1998年には、キリンを抜き、国内ビール市場でシェア1位を獲得します。

これは正確に言うと、「ビール」のみで計算した場合で、発泡酒を含めた「ビール類」というくくりでは、まだ2位という状況でした。

 

まだまだ、ビール業界のヒストリーは続くわけですが、ここではいったん中断し、アサヒビールのビールの種類について見てみましょう。

 

アサヒの大看板商品「スーパードライ」以外のブランドをご存じですか。

 

日本では、ビール・発泡酒第三のビール(新ジャンル)という、世界から見ると訳のわからない区分けがあります。(これは酒税をとりたい政府の思惑の影響なのですが、ビール会社・消費者にとっては迷惑な話ですよね。)

発泡酒と新ジャンルは後回しにして、まずは、ビールのカテゴリーに属するものを見ていきます。

 

アサヒといったら「スーパードライ」なのですが、そのスーパードライにも数多くの種類があります。

飲食店でビールを嗜む方であれば、「スーパードライ・エクストラコールド」はご存じかと思います。「エクストラコールド」を提供していることを売りにしている飲食店をよく見かけませんか。

同社のホームページでは「最先端の温度管理システムと専用サーバーが生んだ、氷点下のスーパードライ」と謳っています。限られた店でしか提供していないということですので、この商品を売りにしたい店舗があることもうなずけます。

私は影響されやすい性格なのか、普通の「スーパードライ」とは一味違うように感じます(笑)。

 

限られた店でしか提供されないのには理由があるようです。「エクストラコールド」のビアサーバーは通常のものとは異なること、また、鮮度確保の為にビールの樽が短期間で消費される必要があること、という二つのハードルを越える必要があるからです。ということを以前飲食店のオーナーから聞きました。

 

是非とも一杯目に飲んで、その違いを楽しんでみてください。飲んだくれてしまった後では、その違いが分かりませんからね(笑)。

 

明日に続けます。