世界のビールを楽しむ キリンビール⑩
おはようございます。
昨日まで、アサヒとキリンの熾烈な戦いを、その背後にあったキリンの判断と共にお伝えしてきました。
キリン党の方にとっては、キリンの凋落を寂しく感じるかもしれませ。とはいえ、今でも国内二大ビールメーカーの一つであることは変わりません。
実は私はキリン党です。飲食店でアサヒとキリンいずれかが選べる時には、迷わずキリンを選択します。
とはいっても、特に強いこだわりはなく、いろいろなビールを飲みたい派です(笑)。
「サッポロラガービール」が置いてあったりすると、キリンを裏切り、つい「サッポロラガー」をオーダーしてしまいます…。赤星と呼ばれる、通好みのビールですね。
話が脱線してしまいました。キリンビールの話に戻ります。
「キリンラガービール」と「キリン一番搾り」は、今でもキリンの二大ブランドであることは変わりません。
この両者の違いはご存じでしょうか。
何度もお伝えしてきた通り、「一番搾り」は一番麦汁だけを使用し、「キリンラガー」は二番麦汁も使用しています。
私のような無知な人は、盲目的に「一番」の方が良いと思ってしまいます(笑)。
ですが、これは好みの問題に大きくかかわる話であり、どちらが良いとは言えないのです。
二番麦汁を使っているからといって、一番麦汁だけのビールに比べて、味が劣るわけではありません。
一番搾りは、二番麦汁を使っているビールに比べて渋みが少なく、さっぱりと飲みやすいです。二番麦汁に含まれる、タンニンなどの渋み成分が含まれていないのが、飲みやすい大きな理由です。
二番麦汁は渋みがありますが、それがビールのコクを深めます。これが、まろやかな味わいに繋がります。
稚拙な文章では、その喉越しや味わいの違いが伝えられません。すみません。飲んで違いを感じていただくに越したことはありません。是非とも、飲み過ぎて泥酔する前に、その違いを感じていただきたいと思います。
ビール初心者にとっては、「キリン一番搾り」の方が飲みやすいでしょう。逆に、ビール玄人は「キリンラガー」に魅力を感じるように思います。
私がいつからビールの玄人になったのか分かりません。お酒を飲み始めたころは、なぜビールがおいしいのかが理解できませんでした。今となっては、深いコクがあるビールが大好きになってしまいました。「キリン一番搾り」と「キリンラガー」のどちらかを選択しろ、と言われれば、迷わず「キリンラガー」を選びます。