「行動と見識」KOUSHIのブログ

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世界のビールを楽しむ キリンビール⑪

おはようございます。

今週もスッキリしない天気が続いていますが、今日もビールの話で気分を盛り上げていきたいと思います。

 

キリンの二大看板ビールのどちらが好きか、という問いに対し、私は「キリンラガー」という答えを出しました。

 

ですが、ここで忘れてはいけないことがあることを思い出しました。

 

私が比較していた「キリン一番搾り」と「キリンラガー」はいずれも生ビールです。

生ビール全盛時代以前に存在した、絶対的な日本のビール「キリンビール」も比較対象にしなくてはいけないことを思い出したのです。

 

以前お伝えしたように、ビールの製造過程で熱処理をしているものを「生ビール」といいます。今では国産ビールのマジョリティが生ビールになっていますが、昔は加熱処理をしたビールが一般的でした。その時代の絶対的な銘柄が「キリンビール」だったのです。

 

残念ながら、今となっては当時の「キリンビール」を飲むことはできません。
ですが、以前お伝えしたように、キリンは当時の「キリンビール」を惜しむビール党の為に、「キリンクラシックラガー」という、熱処理製法で作られたビールを2001年に販売しています。

 

キリンクラシックラガー」を以前の「キリンビール」であるとみなすことによって、現在の「キリンラガー」との比較が可能になったのです!

(それほど熱くなる必要はないのかもしれませんが。ビール大好きな私にとっては重要なことなのです。)

 

キリンクラシックラガー」を口にしていただくと分かるのですが、現在主流である各メーカーの主要ブランドと比べて、しっかりとした苦みを感じます。自分が子供の頃にビールに抱いていた味わいです。(当時は飲んでいないので、あくまでも思い込みですが…。)

麦芽の旨味も感じることができ、苦みとうまくマッチしているように感じます。

 

「キリンラガー」も苦みを感じますが、その苦みが後味として残らない感じです。すっきりとしていると言えばよいでしょうか。「キリンクラシックラガー」と比べてキレがあるのは、「スーパードライ」誕生後の、日本人の好みの味わいに合わせたためでしょうか。

 

ビールをじっくり楽しみたいときには「キリンクラシックラガー」を一推しします。キリンビールが、この昔ながらの日本のビールを製品ラインナップに残してくれていることを、本当に有難く感じます。