世界のビールを楽しむ キリンビール⑫ ハートランド

おはようございます。

夏至を過ぎて、日の出が遅く、日の入りが早くなるのを感じますね。

昼の時間が短くなると、なんだか寂しさを感じませんか。それでも、スカッと晴れた日であれば、目覚めと共に気持ちも高揚するのですが。梅雨明けを待ち遠しく感じています。

沈んだ気分を一掃すべく、今日もビールの話をさせていただきます。長くなってしまったキリンビール編もそろそろ終わりに近づいてきました。

これまでお話させていただいたように、キリンビールのブランドといえば、「キリンラガー」と「一番搾り」が二大看板ですね。加えて、通好みの「キリンクラシックラガー」を選択肢に残してくれているキリンビールの懐の深さに感謝します。私がキリン党であるのは、この懐の深さに因るのかもしれません。

ですが、これらのキリン看板ブランド以外で、キリンビールが提供しているブランドはご存じありませんか？

いろいろな飲食店でビールを飲まれる方は、「ハートランド」というビールを嗜んだ方も多いのではないでしょうか。エメラルドグリーンのデザインボトルが特徴的なビールです。

基本的に家飲み派の私ですが、外飲みで新しいものに出会うことも楽しみの一つにしています。

外飲み行脚の中で、この「ハートランド」が供されている飲食店に足を運んだことも数多くあります。

恥ずかしながら、勉強不足の私は、十数年前まで「ハートランド」は海外ブランドの一つかな、と思っていました。

なんと、これはキリンビールが1986年に販売を開始した、「キリンラガー（正確にはキリンビール）」に次ぐ、キリンのロングセラー商品なのです。

外国のビールかと思いきや、純国産のビールです。

グリーンのボトルには、大地に根を伸ばす1本の大樹のエンボスが施されています。KIRINのロゴも、聖獣「麒麟」の絵柄もありません。

過去の私のように、これがキリンのビールだと知らない方は多いのではないでしょうか。キリンのブランド作りのうまさを感じます。

明日も「ハートランド」の話を続けます。