「文章作成の秘訣」 何かを書かなくてはいけないときに
こんばんは。
今晩も このブログにお立ち寄りいただきありがとうございます。
昨日まで楠木建さんの書籍から取った自分のメモを振り返るかたちで、その学びをご紹介してきました。
その書籍の最終章は「楠木建さんはどうしたら文章がうまくなったのか?」という問いに、氏がご自身の経験と重ねながらお答えいただく内容となっていました。
「自分が面白くて重要でどうしても人に伝えたい、わかってもらいたいということを書く」
「経験の積み重ね」
この2つのポイントを意識しながら文章作成と向き合っていきたいと思います。
「どうしても伝えたいこと」を作り出すのが「文章力の正体」であるというのが楠木建さんの教え。
この力を養うのには時間がかかります。長期的な視点で考えるべき視点ですね。
そして、ここからが本日の本題です。
一方で、日々の現実においては、今すぐに何かを書かないといけないと場面が出てきます。こちらは短期的な視点。
例えばブログがそうかもしれません。毎日記事を更新したいとは思っても、書くネタが思いつかないこともあるでしょう。
短期的なスケールにおける取り組みの積み重ねが長期的なゴール達成につながるわけですが、そもそも「何かを書かなければ」スタートはしないわけです。
「何を書くか、何を書くべきか、何が書けるか」と考えていて時間だけが過ぎていく。
こんな状況に陥った時にどうすればよいのでしょうか?
その答えは
「とにかく書き始める」
ということです。
というもの、「何を書くか」というアイデアは「考えているとき」にではなく「書いている最中」に浮かんでくるものだからです。
あなたもこのような経験をされているのではないでしょうか?
とりあえず紙に何かを書いてみる、もしくは、Wordにとにかく思い浮かんだ言葉や文章を書いてみる。そうすると、いつの間にか筆が進んでくる、といった経験が。
「書く」という「行動」をすることで、新たな視点を得たり、視野が広がっていく。その影響で書ける範囲が広がっていき、考えていた主題と新たに浮かんだアイデアを掛け合わせながら、書く内容も定まっていく。
さらに言えば、これは「文章作成」だけにあてはまる話ではありませんよね。「考える」だけではわからない。「行動」して初めてわかってくるものがある。
例えば「ある製品が市場に受け入れられるかどうか」。これは市場調査をどれだけ入念に行っても分からないものです。わかるのは実際にその製品が世の中に出てから。
「どうしたら一流のセールスマンになれるか」。新人のセールスマンがどれだけセールス技術を学んでも、現場に出てすぐにうまくいくとは限らない。やってみないと分からないのです。セールスの現場で、繰り返し経験を積む中で「どうしたらうまく売れるか」を会得していく。
明日に続けます。