なぜ「行動する」より「考える」を優先してしまうのか?
こんばんは。
昨日は、「何かを書かないといけない」場面で「文章作成の秘訣」についての話を始めました。
その秘訣というのは「とにかく書き始める」ということ。そして、これは文章作成にとどまることではありません。
「考える」ことで解決しない課題や問題はどうしても出てきます。それは誰にも未来が予測できないからです。「考える」だけでなく「行動」することが必要。動いてみて初めて分かる状況がある。
考えているだけでは、どうしても限られた視野の中でしかものが見られない。実際には何が起こるか分からない。当然ながら、「実際に起こること」はアクションの前の「考え」の中には浮かんでこないことが多い。
頭の中でだけ考えても視点は変わらない、視野は広がらない、思考の範囲は広がらない。動くことで初めて見えなかったものが見えてくる。そこで初めて、それまで考えていたことが活きてきたりもする。
学校で優秀な成績を収めていた人が実際のビジネス世界で必ずしも成功しない原因の一つもここにあるのでしょう。
「考える」よりも「動く」ことが大切なのです。
以上、といいたいところですが、そうは分かっていても、考えるだけで先に進めないことはよくありますよね。
なぜか?
それは「考える」ことが簡単だからです。考えるだけなら失敗することはありません。挫折することはないのです。行動すれば失敗する可能性が出てくる。挫折するかもしれない。
失敗・挫折を避けるために「考える」ことに逃げてしまうのです。
読書ばかりして、何も行動をしない、というのがこの典型でしょうね。「考える」ことは知的な活動のようにも感じられるので、自己肯定もしやすい。ここは気をつけないといけません。
行動して失敗して挫折したとしても、貴重な「経験」というものを得ることができる。
このことを忘れてはいけませんね。
これは「自分が何を求めているのか?」 という自身の生活や人生のゴールを考えるときでも同じことです。
ただ「考える」だけでは分かるはずがない。何かを始める、行動することが大切です。その中で、何かがわかってくる。
「考える」をインプット、「行動する」をアウトプットと置き換えてみても分かりやすいと思います。
インプットだけをして、実際の生活でそれを試す・活かすという取組み(=アウトプット)をしなければ、取り巻く環境や世界は何も変わらない。それよりも積極的にアウトプットをすることで、いろいろなことを経験していく。インプットだけでは気づかなかった視点が見えてくる。
「行動する」ことで未来が拓けていく。そう考えるとヤル気がわいてきませんか?