「行動と見識」KOUSHIのブログ

行動と見識で人生を豊かにする

「追い込み」は不利の影響を受けやすい

 

こんばんは。

レースの終盤、クライマックスの場面で、先行していたライバルを抜き去り勝利をものにする。

競馬に限らずその他の競技でも、最後の逆転劇に人々は興奮し感動します。そこにはドラマがある。ドラマチックな展開・結末に心を動かされるのです。

 

競技だけでなく、日々の生活の中で私たちは何かしらのレースに参加しています。

例えば受験競争や出世競争といったものが分かりやすいでしょうか。あるいは、コミュニティや親類の中でも比較競争する場面があるでしょう。他者とのかかわりの中で生きる私たちは、否が応でも何かしらの競争に取り込まれてしまいます。(無益な競争に参加しないことが一番なのですが、ここでは深くは触れないことにします。)

また、人生という長い道のりもレースに例えることができますよね。これは決して他人との比較だけではないとしても。

 

レースの終盤に追い込んで逆転劇を勝ち取る。第三者の立場で見ると、まことにあざやかなレース運びですが、自分がレースを走る当事者だった場合にはどうでしょうか? 

私たちが参加する幾多のレースにおいて「追い込み」で勝負をすることができるのか? そして、勝ちをものにすることができるのか? 

そう考えた場合にそれは少し難しいのではないかな、と思います。当然レースの内容やタイプによって一概に言うことはできませんので、あくまで一般論としてですが。

 

追い込んで最後に勝つには、当然実力が伴っていなくてはいけません。

レースの前半・中盤でも努力を怠らない。決して楽をするのではなく努力を継続する。そこで積み上げたパワーを温存しておき、最後に勝ちに行く。レースの前半戦で努力をしていなければ、終盤の逆転劇は起きないのです。

努力の継続は「追い込み」に限らずどのタイプにも必要なこと。どのタイミングで成果を出すか・成果が出るかの違いだけであって、実力を磨き続けることが不要なタイプというのはありません。

 

でも、追い込みタイプには不利な面があると思います。

それは展開や環境の影響を受けやすいこと。

分かりやすいので、競馬で説明しましょう。

例えばレースがスローペースで進んだ場合。こういう時は逃げ馬・先行馬も楽なペースで走っていることになります。追い込みタイプが終盤で逆転しようとしても、まだ力が残っている先行馬を捉えられないうちにレースが終わってしまう。

また、後方からラストスパートをかける際には、自分の前に他の馬が走っていない状況を作る必要があります。その経路を確保するために、余計な距離を走ることが多くなってしまう。また、他の馬に囲まれてしまったりすると、ラストスパートのタイミングが遅れてしまったりする。

最後の直線一気の追い込みは決まると見た目はあざやか。でも実際には実現がなかなか難しいのです。

 

つまり、せっかく実力を蓄えていたとしても、環境や展開に左右されて、その実力を発揮できずにレースを終える可能性が高い。「追い込み」タイプには不利の影響を受けやすいのです。

 

明日に続けます。

 

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