絶対にあきらめない
こんばんは。
大器晩成のストーリーを生きた遅咲きの政治家。吉田茂とチャーチルについてお伝えしてきました。
チャーチルは数多くの名言を残したことでも知られています。
もっとも知られているのは、
「Never, never, never give up.」
という言葉ではないでしょうか。
「決して、決して、決して、決してあきらめるな」
「決して、決して、決して、決して屈するな」
65歳という高齢でようやく英国トップの座を担ったチャーチル。そして、劣勢の中粘り強く戦いついには英国に勝利をもたらしたチャーチル。
彼の生き方に重なるからこそ、この言葉に引きつかれる。この言葉に重みを感じる。
そして、68歳で総理大臣に就任した吉田茂。67歳に政界に入る前の外交官時代の努力と積み上げが、彼を総理大臣のポジションへと押し上げた。
この2人に共通するのは、努力をし続けたこと、あきらめなかったこと。
「チャンスは日ごろから準備をしている人にだけ訪れる」
という言葉があります。「幸運は用意された心のみに宿る」とも訳されるこの言葉はフランスの細菌学者パスツールの言葉と言われています。もとはフランス語なのですが、英訳した「Chances favors the prepared mind」という表現のほうがなじみ深いでしょうか。
どんな時でも決してあきらめることなく前に進む。毎日やれることを全力でやる。
大器は自然と成るのではありません。決して諦めず、長きに渡る努力をし続ける。これが下敷きにないと、大器だとしても晩成することはありません。
生ぬるい日々を送っている自分に喝を入れられた気分になります。
そして、ここでもう1つ大器晩成についてお伝えしておくべきことを。
それは「人生何が起こるか分からない」が「大器晩成」に大きく影響しているということ。
「人生何が起こるか分からない」というのは決して不幸に見舞われることばかりを表しているわけではありません。人生の中には思わぬ幸運に恵まれることもあるのです。
「大器晩成」をなしえた人は、努力だけでなく「運」をも味方につけていたことは間違いありません。それを享受できたのは、自分の信念を貫いて、決して腐らずに、人生という競技場に居続けたから。自ら競技場を退場して人生を放棄しなかったからに他なりません。「運」は努力に引き寄せられるのです。パスツールがいうように「幸運は用意された心のみに宿る」のです。その幸運をつかめるかどうかはそれまでの努力にかかっているのですね。
私は「大器晩成」を胸に抱きながら、前向きにとらえた「人生何が起こる変わらない」という言葉も併せ持って生きています。
努力する意欲と生きる希望を与えてくれる2つの言葉のハイブリッド。
あなたの努力は報われます。今は辛くても苦しくても負けてはいけません。そして、思いもがけない幸運がこの先あなたの人生に舞い込んでくる。
「人生最後まで何があるか分からない。だからあきらめてはなりません。」