「行動と見識」KOUSHIのブログ

行動と見識で人生を豊かにする

「引き受け」ができるようになるもう一つの「心の技法」

 

こんばんは。

 

「引き受け」

それは、本来他人に直接の責任があることでも自分の責任として引き受けること。そしれ、それを自分の成長に結びつけようとする心の姿勢である。

そして「引き受け」をすることで「真の強さ」を身につけることができる。

 

この文章を読み、靄が晴れたような感覚を覚えながらも、実際問題として「引き受け」は簡単ではないことに変わりはない。どうしても自分の「小さなエゴ」の声から逃れられない。「自責の大切さ」は知っているけれど、どうしても他人の責任なんて被ろうとは思えない。そもそもそんな聖人みたいな人は世の中にどれだけいるんだ。

 

こんな恥ずかしい思考に陥ってしまった私に、田坂広志さんはもう一つの技法を示してくださいます。

 

「引き受け」ができるようになるもう一つの「心の技法」。「もう一人の自分」と対話する。

自分の中にいる「静かで賢明な自分」と対峙する。その対話ができれば、その「静かで賢明な自分」が起こった出来事の「意味」を教えてくれる。そしてその「学びの課題」に気がついたとき、われわれは自然と「引き受け」ができるようになる。

 

「もう一人の自分と対話をする」という話も聞いたことがある。

「内なる声を聴く」とか「本当のことを教えてくれる内なる存在」とか言ったことも読んだことがある。

田坂広志さんの書籍を読んで感じる一つの特徴は、私が知らない新しい言葉や存在を示してくれるというよりは、これまで聞きなれた言葉や存在がどんなものなかを明示してくださる、ということ。

田坂広志さんの文章を読んでいると、これまでいろいろな場面で見聞きしてきたことは誤りではなかった、嘘っぱちではなかった、本質をついていた、ということを追認することができる。そして安堵を覚える瞬間が度々訪れます。

その言葉や対象に、私が持っていなかった視点で光を当てて、私が認識していなかった因果関係を示してくれる。それを私自身の体験と照らし合わせると、すっーと腑に落ちる。こういう瞬間を味わうことができるのです。

 

裏を返せば、そういう言葉や存在を主張する他の著者の方の説明が不足している、うまく説明できていない、もしくは本当のところは分かっていない、ということかもしれません。穿った見方をすれば、誰かから、どこかで聞いた言葉をただ借りてきているだけとも。

 

「静かで賢明な自分と対話する」にはどうすればいいのか?

このことについて思いを巡らしながらページをめくる私に、田坂広志さんはもう一つの技法を示してくれたのです。

 

明日に続けます。

 

 

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