「お得大好き!」×「捨ててはいけない」=
こんばんは。
・誰でも「すっごく食べたいもの」がある。でも、実は「全部食べたい」とは限らない。絶対に食べたい分だけ先に確保して、残りはまず捨ててしまう。
岡田斗司夫さんの書籍『いつまでもデブと思うなよ』から昨日取り上げたこの文章。あなたはどう感じましたでしょうか。
私には受け入れがたかった。
「食べ物を捨てる」というのがありえない。「そんなもったいないことをしていいはずがない」というのが直感的に頭に浮かんだ考え。
これは自分の生き方と大きく関連しているように思います。
食べることに苦労するような、極貧の幼少期を過ごしたわけではありませんが、裕福とは程遠い時期を過ごした。父親が、母親が苦労して「食わせてくれた」という思いが根付いているので「食べ物を捨てるなんてありえない」と思ってしまうのです。
まあ、余り感情的になってもよくないですねw
この後に続く文章を見ていきましょう。
で、選んだ分を食べて、それでもまだ食べたかったら、もう一度買いに行くか、作るかすればいい。そこまでしたくないなら、それは「そこまでして食べたい程じゃない」というわけだ。
これは何となく理解できます。実際に「捨てる」ことを実践したわけではありませんが、自分の性格からいってできそうな気がする。
一口分だけでは無理だとしても、半分くらい食べれば満足するかもしれません。「ある」から食べてしまうのであって「ない」のであれば、それを受け入れる。
もう一度買いに行く、ましてや自分で作るという面倒くささが勝つでしょう。無精者の私にとっては「面倒くさい」が「食欲」に優先しますw
で、ここでハタと気づきました。
だったら、最初から半分のサイズを購入すればいいんじゃないか、と。そうすれば「捨てる」必要もないのですから。
でも、これって簡単ではないのですよね。私たち(いや、私だけかも)は、「お得」という言葉に弱い。「お得感」という誘惑に負けやすい。
実際にはそんなに使わないのに、大容量のモノを買ってしまう。そのほうがコスパが高いと思うから。
「大盛り無料」と書かれていると、つい頼んでしまう。「得した!」という小さな喜びを得たいから。
この「お得大好き!」に「捨ててはいけない」が掛け合わされると、物事がシンプルに行かなくなる。
食べ過ぎて太ってしまう。
賞味期限を過ぎた食料品が山ほどある。
家に使わない日常品があふれている。
あなたにも思い当たる節はありませんか。
どちらかを捨てた方がいい。両方を捨てることができないのであれば。
「お得大好き!」
「捨ててはいけない」
後者を捨てるのもありかな~と思いました。
岡田斗司夫さんの言うことに反発するのではなく、それに従ってみる。食わず嫌いはいけないのでは、と。