「もったいない」という考え方から生き方を考える
こんばんは。
岡田斗司夫さんの『いつまでもデブと思うなよ』のこの言葉。
・誰でも「すっごく食べたいもの」がある。でも、実は「全部食べたい」とは限らない。絶対に食べたい分だけ先に確保して、残りはまず捨ててしまう。
ダイエットにおいてこの考え方は重要なのでしょう。捨てることに抵抗を感じるのですが、一度試してみると、実体験として分かるかもしれません。
実際に全部食べたいわけではない。そんなこともある。食べる分が決まっていれば、それで満足できるかもしれない。一度試してみようかな、と思い始めています。
「捨てる」がひっかかる。これは「もったいない精神」が根付いているからでしょうか? それとも私が貧乏性だからかも。
こんな疑問に岡田さんは次の文章を用意されていました。
・残したり、ゴミ箱に捨てたりするのはもったいない、と考えてしまうだろうか? しかし「もったいない」というだけの理由で余分なカロリーをおなかに捨てても、誰も特はしない。あなたが太ってしまうだけだ。
ごみ箱に捨てるのは確かにもったいない。でも、ゴミ箱に捨てるのはもったいないから食べてしまう(このことを「おなかに捨てる」と表現されていますが)ことで誰も得をしない。自分が損をするだけ、つまり太ってしまうだけ。
これには反論が難しいような気がします。「もったいないから捨てない」は誰の得にもならないのが実態ですから。
よく「世界には日々食べるのに困っている人が大勢いるのに、食べ物を無駄にするのはけしからん」ということが言われますね。確かにその通りです。そんな境遇の人たちがいる一方で、自分が食べ物を粗末にしていいのか、捨てていいのか。道徳的にしてはいけないように感じます。
でも、ごみ箱に捨てる代わりに、食べることに困っている貧しい国の子供たちに、その食べ物を与えられるわけではない。現実世界ではどうしようもないのです。
私たちができることと言えば、そもそも食べる分しか買わないということ。自分が必要と思う以上に買ってしまうから、捨てることになるのですから。
とはいえ、そんな少量で売られている食品は多くはない。レストランでそんな少量のメニューは多くない。現実的にはなかなか難しいのが実態です。
食生活をガラッと変えればできるかもしれません。私の大好きな著者である稲垣えみ子さんのような生活スタイルで暮らせば実現できるかもしれません。稲垣えみ子さんはご自身の食生活でフードロスがほぼゼロという状況で暮らしていらっしゃいます。質素な食生活ながら、毎回の食事が楽しくてたまらない。食材はフル活用されていらっしゃいます。
私は「捨てる」よりも、稲垣えみ子さんの考え方、生き方に賛同します。
稲垣えみ子さんには憧れの念を抱いており、いずれ改めて詳しく書きたいと思っています。