「行動と見識」KOUSHIのブログ

行動と見識で人生を豊かにする

「手ごたえがないこと」を続けることができるか

 

こんばんは。

綾小路きみまろさんの『しょせん人生なんて自己申告』の「成功について」の章からの心に響く文章。

今日お伝えする文章はこちらです。

 

・作ったネタ帳は段ボール10箱分。誰かがほめてくれるわけではない。手ごたえだってない。こんなことをして意味があるのだろうかと不安にもなる。

 

ネタ帳を作る芸人さんの話は聞くことがありますよね。

芸のネタを考えるというのは、本当に創造力が必要な営みだと思います。

例えばあなたが会社員だとしたら、あなたの仕事の多くの部分には、すでに何かしらのやり方があることが多いでしょう。それに倣って仕事を進める。そのような時間が多いと思います。

一方、芸のネタというのは、何かしらのやり方があるわけではありません。もちろん、型であったり、ある種のひな型であったり、フレームのようなものはあるかもしれません。また、過去のネタや他の芸人さんのネタを参考にすることはあるでしょう。

でも、芸で一番重要になってくるのは、その人のオリジナリティ。そのオリジナリティを見い出すための時間が主になる。自分の芸風にあったネタを作り上げる時間が主になる。

 

考えても考えても、いいネタが思いつかない、出来上がらない。そんな時間が繰り返される。

 

ひとつのネタをつくるのに自分の貴重な時間をかなり投入する、費やす。

さらに時間を注ぎ込み、もう一つのネタを作り上げる。一冊のネタ帳が埋まるまでにはかなりの時間を要することになる。

 

それが、段ボール10箱分。ノートだけで段ボール1箱を埋めるのにも数十冊、いや数百冊が必要になるかもしれません。

それが10箱分! とは驚くべき数。

 

しかも、そのネタは誰かが認めたものではない。これだけ作っても誰かがほめてくれたわけではない。これから認められるといった手ごたえもない。

そんな状況でもネタを作り続ける。これは本当に「不安」でかつ「孤独」な時間。「こんなことをして意味があるのだろうか」という思いがかすめることは幾度となくあったでしょう。

そんな時間を何年も、何十年も続ける。そんな不安と何年も、何十年も闘い続ける。

並大抵の精神力ではできない業。本当にすごい。

 

きみまろさんがいう「努力」は本物。生半可な努力ではない。

私の努力は、努力とは言えない。努力というのもおこがましい。恥ずかしい。そう感じざるを得ない。

 

きみまろさんのこの文章を読んで、安易に「自分は努力をしている」とは言えなくなりました。

喝を入れられましたね。

 

 

 

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