ストーリーは大きな助けとなる
こんばんは。
綾小路きみまろさんの『しょせん幸せなんて、自己申告』から、心に響く言葉をお伝えしています。
ここでお詫びがあります。これまで本のタイトルを誤って記載しておりました…。正しくは『しょせん幸せなんて、自己申告』でしたので今日から修正いたしました。
今日は「失敗について」の章から、こちらの文章を紹介します。
・人生、山あり谷あり。でこぼこだから、いろんな景色が見えるんです。
きみまろさんらしい表現ですね。
人生、山あり谷あり
人生、楽ありゃ苦もあるさ
これは当然のことなのですが、できるだけ楽をしたい、できるかぎり山にいたい、というのが人間の性ですよね。
苦しい時期を乗り越えて、後でその時期を振り返る。そんな時には、この言葉を大いに理解できます。そして「あの苦労があったからこそ」とその時期を、出来事を肯定的に捉えることができる。
でも、今まさに苦しいさなかにいると、そんな余裕はありません。一刻も早くその苦境から抜け出したい。そう思ってしまいます。
苦しい時に、どれだけ「余裕」を持つことができるか。
これが苦境の中でも冷静な心持ちでいられるかを決める。もっといえば、苦境を楽しめるかもしれません。
どうやって「余裕」をもったらいいか。
ひとつは経験を重ねること。苦しい場面を何度も乗り越えることによって、強くなれる、自信を持てる、立ち回り方がわかるようになる。
何事も経験なんですよね。どれだけ場数を踏んでいるか。これは「苦しい状況」でも同じことだと思います。
とはいえ、進んで「苦労」を求めたくはありません、大多数の人が。少なくとも私はそうです。「苦労は買ってでもしろ」と言われても、絶対買いたくないですw
でも幸いなことに(?)「苦しい場面」に事欠くことはありませんw 望んでいなくても「苦しい」状況に追い込まれてしまう、残念ながら。
そんな時は「この経験がいつか活きる」と考えるようにする。それしかないと思います。
「余裕」を持つためのもう一つの方法。
それは訓練をすることです。
苦しくても「余裕をもつぞ!」と思い続けること。
これは簡単ではありません。「持とう!」と思って「余裕」が持てたら苦労しません。
「余裕を持て!」と言われても実際に持てないでしょう。そんな余裕はないんですから。
でも訓練することで、徐々にですが、余裕を持つことができるようになっていくんです。何事も訓練なんです。
その訓練にあたって、大きな助けとなるのが、ストーリー。
きみまろさんの生き方をストーリーとしてストックしておく。自分が苦境に陥ったときにそのストーリーを思い出す。そうすることで、少し光が見えてくる。余裕を持つ余裕ができてくる。
自分の味方になってくれるストーリーを持つ。これは人生を生き易くする一つの方策に間違いありません。