どんな人にもうまくいっていない部分はある
こんばんは。
「嫉妬してしまう」
これは人間の本性に根づいており、なくすことはできない。でも、その程度は軽減できるかもしれない。
楠木建さんが提示している2つの方法の一つ目について深堀していきます。
その一つ目の方法とは、この文章でしたね。
・大切なのは「自分がよければそれでいい」と思うこと。
・他者の恵まれているところにばかり目が向くが、全面的にうまくいっている、全てがハッピーなどという人は世の中に存在しない。
昨日は2番目の文章について考えました。SNSの発達が、嫉妬を生みやすい状況を加速している。
SNSにアップされるのは、だいたいが「自分はハッピーだ」という自己主張を伴う内容です。それを見た他人は「あの人は幸せなんだろうな~。羨ましい」とそのSNSの内容だけで判断してしまうんですね。
これが芸能人やプロスポーツ選手といった「違う世界の人」であれば嫉妬は感じません。
でも、自分の友人や知人がそんな「ハッピーな投稿」をしていると、それを見てモヤモヤしてしまう。「いいな~。それに比べて私は何もいいことがない」といった。
嫌いな知人や同僚が、これ見よがしに「いいだろ~」という投稿をしていると、「ふざけやがって」と苛立ちを感じてしまう。
SNSがここまでは生活に浸透してない時期であれば、そもそも他人の生活を垣間見る機会はそれほど多くなかった。なので、あなたが嫉妬している人について考える機会も多くなかった。
それがSNSのおかげで、どんどんそいつの生活を知るのが容易になった。そいつが幸せであること知ってしまうようになった。まあ、だいたい、嫌な奴の情報ほど見たくなるものですw その人の「ハッピー」を知るたびに、苛立ちが募っていく。「自分はこんなにつらく、苦しい思いをしているのに、あいつは幸せいっぱいだ。不公平だ!」といったように、どんどん攻撃度が増していく。
こういう状況をもたらしてしまうのがSNSの負の側面だと思います。
あなたはどう感じますか?
あなたがこの罠にはまらないために、楠木建さんの言葉を覚えておいた方がいい。
・他者の恵まれているところにばかり目が向くが、全面的にうまくいっている、全てがハッピーなどという人は世の中に存在しない。
激しい嫉妬のさなかにいると、このようには考えられないかもしれません。
また、その他人が何かに悩んでいたり、問題を抱えていたりするとは感じられないかもしれません。幸せいっぱいとしか見えないかもしれません。
感情をコントロールするのは本当に難しいですからね。
たとえ、そう思えなくてもいい。「どんな人にもうまくいっていない部分はある」ということを思い出すだけでも、嫉妬の度合いは軽減されますから。
「自分に不満や悩みがあるように、どんな人も何かしらの問題を持っている」
これを思い出すことで、嫉妬心が大きくなるのを抑えていきましょう。