強制力を利用することで「重要度の高い」案件に取りかかれる
こんばんは。
数日にわたり「時間管理のマトリックス」について書きました。
第2領域の「重要度が高いが緊急度が低いタスク」にいかに取り組むことができるか。これが人生の質を高めるポイントになります。
「重要度が高いが緊急度が低い」対象の最たるものとして「健康」が挙げられるでしょう。
でも、健康維持をないがしろにして生活している人は多いですよね。私もその一人でした。
健康維持のために必要になってくる様々な要素、例えば食事や運動といったものに気を遣わなくても、軽視しても、急に体調が悪くなったりするわけではありません。だから、不健康な生活を続けてしまう。そして、いつしかその積み重ねが症状として現れる。そこで初めて健康を気遣うようになる。風邪をひいて倦怠感に見舞われると「健康は大事だよな~」と認識しますよね。
軽度の風邪であればまだしも、不摂生の積み重ねが命にかかわるような大病につながらないとも限りません。
気づいていないだけで、着実に積み重なっているかもしれません。この場合は、緊急度がいっきに高まったといえる。緊急度が高い対象には否が応でも取り組むことになりますが、「時すでに遅し」ということにもなりかねない。
「健康維持」を「手遅れの第1領域」にしないように気をつけたいものです。
そして、健康維持のために最重要な要素の一つが「睡眠」ですよね。
ここで、私の体験、期せずして「快心の睡眠」を得ることができたという経験に話が戻ってきます。
良質な睡眠を得るためには「寝る2時間以上前に夕食を済ませる」のが有効だとよく言われています。
おそらく効果的だろうとは感じつつも、寝る直前までお酒とおつまみを楽しみたい私にとっては、実践が難しい課題でした。いや、正確に言えば、実践しようとも思わなかった。
ある日、抱えていた仕事の影響で、ふだんの就寝時刻に帰宅した。次の日の朝も早いことから、(私にとっては)わずか缶ビール1本を飲んだだけでベッドにもぐりこんだ。すると、翌朝爽快に目覚めることができた。
これは「強制力を利用した」一例と言えるでしょう。
「利用した」というよりは「そうせざるを得なかった」といった方が適しているかもしれませんが、時間という制約のもと、飲食の量を抑えることができたのは事実です。
強制力を利用することで、先送りにしていた「重要度の高い」案件に着手する。
やらないといけない状況を自ら作り出す。意図せずそういう状況になったら、それを積極的に活用する。
これは睡眠に限らず、あらゆる大切な対象に使えると思います。