それは錯覚かもしれません
こんばんは。
Stephen R Covey博士の『The 7 Habits of Highly Effective People』、もしくは『7つの習慣』。
この著書で提唱されたのが、緊急度と重要度によってタスクを第1~第4領域の分類した「時間管理のマトリクス」。
タイムマネジメントのデファクトスタンダードですね。
第1領域:緊急度【高】&重要度【高】
第2領域:緊急度【低】&重要度【高】
第3領域:緊急度【高】&重要度【低】
第4領域:緊急度【低】&重要度【低】
真っ先に削減しないといけないのは第4領域の活動。緊急でもなく重要でもない活動は無駄以外の何物でもない。この活動は自分でも認識できて、自分一人で削減できます。あくまでも「やろう!」と思えば、という前提条件が付きますが。
その次に、減らすべきなのが第3領域の活動。緊急だとしても重要でないもの。その例として下記のような活動を挙げました。
「どうでもいいメールやSNSの返信」
「電話の対応」
「会社の会議」
「会社の飲み会」
すべてが無駄というわけではありません。電話も会議も、そして飲み会の中にも重要なものはあります。書き忘れて知ったのですが、これらに「枕詞」がつきます。「どうでもいい」「くだらない」という枕詞です。
どうでもいい電話、くだらない会議、付き合いだけで参加する飲み会。これらは自分にとってまったく重要ではありませんよね。そのことは自分でも認識していることが多いと思います。
でも、対応しなくてはいけない、対応せざるを得ないという現実がある。
なぜか?
それは「他者」が存在するから。相手がいると、どうしても対応しなくてはいけない、そう思ってしまうのです。
知人や友人からのSNSにすぐ反応しなくてはいけない!
決まっている会議だから嫌でも出席しないといけない!
飲み会には行きたくないけれど、上司や同僚の心象を悪くするから参加しないといけない!
となってしまうのです。
この領域の活動は、さらに質(たち)が悪い。
一応は対応しているので、なんとなく「やっている」という感覚をもってしまいがちなんです。
かなりの時間をかけている割には、何も成果が得られない、自分のスキルアップや幸せな時間には結びつかない。逆にストレスがたまる一方という悪循環。
この領域をいかに削減できるか、削減するか。
タイムマネージメントにおいては、これが一番重要かもしれません。
第4領域は自身の力で何とかしやすいのですが、第3領域は「他者」が絡んでくるから厄介なんですよね。
でも、本当にそうなのか。
「相手がいるからやらなければいけない」というのは思い込みかもしれません。ただの「錯覚」かもしれません。もっと高い視点で考えてみると、広い視点で考えてみると、錯覚であることに気づくことができるかもしれません。
明日に続けます。